ミシガン州

バトルクリーク・e-ガイド

         @アメリカ生活・e-百科

KJBusiness Consulting, LLC

海外赴任､留学､国際結婚…北米､特にアメリカに住む日本人の皆さんに、ゆたかなアメリカ生活を送っていただくためのホームページです。くらしとビジネスのツールや各地のお買物や観光の情報をお届けします。

ミシガン州

デトロイト生活

デトロイト周辺観光

バトルクリーク

ランシング

グランドラピッズ

ノーザンミシガン

バトルクリークとカラマズー

Battle Creek & Kalamazoo

バトルクリークとカラマズー・e-マップ （掲載先索引）/シリアルの街

各地情報リンク

バトルクリーク

⇒ダウンタウン風景

◆ 市役所

各地情報リンク

カラマズー

⇒ダウンタウン風景

◆ 市役所

◆ 新聞Enquirer

◆ 新聞Gazette

*msn天気予報…各月の気温や降水量もごらんください。

バトルクリークとカラマズー･e-マップ

【地域名】をクリックして、e-マップの表示する範囲を選んでください。

掲載先索引…各地の詳細には楽しい動画や画像がたくさん入っています。

【バトルクリーク・カラマズー周辺】　【ランシング周辺】　【グランドラピッズ周辺】　【ホーランド周辺】　【マスキーガン周辺】

サンプル

✔クリックしてください!!

　

Print Button

シリアルの街

★アドバンチスト教会とバトルクリーク療養所　★ケロッグのコーンフレーク

★ハート-ドール-イノウエ連邦センター　★バトルクリークとカラマズーの生活

BlotterKelloggsCornFlakesAdvertizement1910s

1913年のケロッグ社広告

　バトルクリークは｢シリアルの町（Cereal City）｣。歴史には、時に｢風が吹くと桶屋が儲かる｣式の実話があって驚かされますが、ケロッグやポストのコーンフレークが生まれた裏にも……

=== ≪アドバンチスト教会とバトルクリーク療養所≫ ===

1900年…呼吸法の指導

　1852年にキリスト教セブンスデー･アドバンチスト派の創始者のひとりがやってきて、やがてバトルクリークに最初の教会ができました（⇒アドバンチスト歴史村）。セブンスデー･アドバンチスト派は、タバコやアルコールを禁じ、人々に菜食主義による健康な生活を送ることを勧めています。その点ではモルモン教の教義と似ていて、たまに混同されてしまうことがありますが、二つとも19世紀初頭にニューヨーク西部で盛り上がったキリスト教復興運動の中で生まれたので、共通点が多くても不思議ではありません。

　バトルクリーク療養所（Battle Creek Sanitarium）は、セブンスデー･アドバンチスト派が健康改革を実践する場として1866年にオープンし、1876年にはケロッグ兄弟の兄ジョンが療養所の院長に就任しました。療養所は、人間の自然治癒力を活かす体操や食事療法で名声が上がり、大統領やエジソン、フォードなど多くの著名人をお世話したことでも知られています。

=== ≪ケロッグのコーンフレーク≫ ===

　その一方で、ジョンは、弟のウィリーとともに菜食系病院食を研究していました。1894年には、失敗が転じて小麦製のシリアル食品が誕生、続いてトウモロコシを材料にコーンフレークを発明します。兄弟は協力して商業化にこぎつけますが、その後、兄がコーンフレークに砂糖を加えることに反対…ケロッグ社は、1906年に、ジョンとたもとを分かった弟のウィリーがひとりで設立しました。

　ケロッグは今でも世界のトップブランドですが、業界第3位のポストを創業したCWポストも、実は、バトルクリーク療養所の患者さんでした。ポスト社は、複雑な企業買収が繰り返された挙句に今また原点のシリアル専門メーカーに戻っていますが、かつては食品業界の頂点に立っていたゼネラルフーズの母体だった会社です。

　ウィリーはコーンフレークの製法を隠しておきたかったのですが、ジョンが、ウィリーのアドバイスを聞かずに誰にでも親切に教えてあげたせいで、強力なライバルができてしまったと伝えられています。その後、兄弟が仲直りすることはなかったそうです。

Hart-Dole-Inouye Federal Center, Battle Creek, MI

Hart-Dole-Inouye Federal Center

=== ≪ハート-ドール-イノウエ連邦センター≫ ===

　1930年代に入りバトルクリーク療養所の経営は行き詰まってしまいますが、建物は1942年に第二次大戦の戦傷者の治療施設として陸軍に売却され、今は連邦業務管理局や国防総省の諸部局に利用されて残っています。連邦政府所有の不動産のうち、ペンタゴン（国防総省本部）に次いで2番目に大きい建物。ハワイ州選出のイノウエ議員など第二次大戦で負傷した3名の上院議員の姓を記念して、ハート-ドール-イノウエ連邦センターと呼ばれています。

=== ≪バトルクリークとカラマズーの生活≫ ===

ミシガン交通路線 ■Wolverine■Blue Water

■Pere Marquette■高速バス (⇒拡大)

　さて、これまでの説明で、バトルクリーク最大の雇用者がケロッグで、3位が連邦センターというのは歴史的に納得していただけることでしょうが、その真ん中の2位にランクインしているのが日本のデンソーです。デンソーミシガンの創設は1984年。バトルクリーク補習校では、2012年4月現在、幼児部から高等部まで77名の子弟が学んでいます。

　バトルクリークは周辺人口を合わせても13〜14万人ですが、車で30分のお隣カラマズーの都市圏も加えると約50万人。それぞれの街のショッピングモールにはメーシーズ百貨店もあり、暮らしに不自由なことはありません。

　アメリカの長距離鉄道は路線が少なくて、普通はあまり役に立ちませんが、バトルクリーク駅はシカゴからデトロイト経由ポンティアック行きのウルヴァリン号とポートヒューロン行きのブルーウォーター号の分岐点で、カラマズー駅はノーザンミシガンを北上するグレイハウンド･バスの交通センター。本数は少ないものの、たまには車なしで旅行するのも、特にシカゴにお買物に出かけるならいいかもしれません。

Binder Park Zoo

File:Full Blast Water Park aerial view.jpg

Full Blast Waterpark

　お休みには、ケロッグ･マナーハウスやレイラ樹木園など美しい庭園から、お子様連れで楽しめる公園や博物館まで行楽の場がたくさんあります。

Air Zoo

　和食レストランはアスカとスシヤ、日本食品は東洋食品。

　カラマズーには、地ビールで有名なパブのベルやオールドぺニンスラがありますから、お立ち寄りください。

　残念ながら、日本人の皆さんに貴重な地元情報を提供してくれていたウェストミシガン日米協会は解散してしまいましたが、ウェストミシガン大学の曽我名誉教授が、曽我道敏日本センターを通じて日米の文化交流に務めておられます。

ウェストミシガン･e-マップ掲載先一覧

(カラマズー・バトルクリーク周辺 )

掲載先の住所や詳細については、上の｢e-マップ｣でごらんください。掲載先の加除訂正に関しご意見ご要望等があれば、ご連絡ください。ご本人でも第三者の方でもかまいません。　KJBusiness Consulting 山田 Email: info@jlifeus.com

カラマズー/バトルクリーク国際空港  バトルクリーク駅（アムトラック）  カラマズー交通センター  バトルクリーク補習授業校  レイクビュースクエア  ザ・クロスローズ  東洋食品  アスカ（和食・韓国）  スシヤ  ベル･ビール醸造  オールドペニンスラ・ビール醸造パブ  カラマズー美術館  カラマズーバレー博物館  ウェスタンミシガン大学  カラマズー･カレッジ  エア・ズー  カラマズー・ネーチャーセンター  ケロッグ本社  フルブラスト・ウォーターパーク  キンボールハウス博物館  旧バトルクリーク療養所（現ハート-ドール-イノウエ連邦センター）  セブンスデー・アドバンチスト歴史村  キングマン博物館（自然史博物館とプラネタリウム）  レイラ樹木園  ウィラード･ビーチ公園  バインダーパーク動物園  ファイアキーパーズ･カジノ  ケロッグ･マナーハウス（ミシガン州立大学生物研究所）  ギルモア自動車博物館  フォートカスター州立保養地  ヤンキースプリングス州立保養地  ガンレイク･カジノ  カル-ヘーブン･トレイル州立公園−カラマズー川渓谷トレイル  カラマズー・スピードウェー  ボッサード・ファミリー農園  ハービーズ･ユーピック農園  ガル・メドウ農園（サウスミシガン・ファミリーファン農園）  ハスティッド･ファームマーケット&アップルサイダー製造所  ワーナー･ビンヤード  ティンバーリッジ・スキー場  ビターウェスト・スキー場  バン･ビューレン･トレイル州立公園  バン･ビューレン州立公園 フォーウィンズ･カジノ

｢アメリカ生活・e-百科｣と｢アメリカ各地・e-ガイド｣の総合目次（トップ）に戻る

ミシガン州 バトルクリーク・e-ガイド

このページのトップに戻る