オンタリオ州(カナダ)

ナイアガラ・e-ガイド

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ナイアガラ

ナイアガラ観光

Niagara

ナイアガラ観光・e-マップ (掲載先索引)/日帰りコース/一泊コース/連泊コース

ナイアガラ観光・e-マップ

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掲載先索引

公共と交通】 【ショッピングとお食事】 【滝の上流(カナダ)】 【滝の下流(カナダ)

アメリカ側観光スポット】 【ナイアガラ・オン・ザ・レイク】 【ナイアガラ半島広域

サンプル

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日帰りコース最重点展望ポイントは米加あわせて5ヶ所

★テーブルロック ★霧の乙女号 ★アメリカ側(プロスペクトポイントとゴート島)


映画「ナイアガラ」のマリリン・モンロー

⇒映画抜粋(昔の霧の乙女号と滝の裏)

 ナイアガラは、北米で日本人に最も人気がある観光地の一つです。私たちは、トロントに住んでいた若い頃に、日本からのお客様を嫌というほどご案内したので知らないことは全くないつもりでしたが、今回あらためて調べてみると、いつの間にか大きなカジノが3つも出来て大変身していたのでビックリです。

 ヘリウム気球のアトラクションがなくなってしまったのは残念ですが、ヘリコプターは健在。渦巻く急流をロープウェーで渡ったり、ジェットボートでさかのぼったり…要するに地域全体が一つの巨大なテーマパークです。

 でも、初めてのナイアガラ観光で、日帰りしなければならない方は、わき目を振らずにカナダ滝アメリカ滝の展望に専念しましょう。予習するなら、1953年に公開されたマリリン・モンロー主演の映画「ナイアガラ」をごらんください。50年以上前の映像とは信じられない滝の迫力が伝わってきます。

 ちなみに映画でモンローは、男を使ってつまらない夫を殺そうとする多情な悪女を演じています。ラストでは、男を返り討ちにした夫を乗せたボートが滝つぼに落ちていく特撮シーンがあります。ナイアガラの滝は、モンローにも負けない名優でした。

========================= テーブルロック =========================

 滝の景観は角度によって変わります。展望ポイントはタワーや乗り物までいちいち数えれば少なくとも15〜20ヶ所になりますが、特にお勧めの展望ポイントは、@テーブルロックからレインボーブリッジにかけてのカナダ岸、A遊覧船の霧の乙女号、アメリカ側のBプロスペクトポイントとゴート島のC東の先端とD西の先端です。

テーブルロックから見たパノラマ写真 (⇒クリックで拡大)

落ちる馬車逃げる人馬

 カナダ側で、誰もが訪れるのが滝の付け根にあるテーブルロック(Table Rock)。昔は岩がテーブルのように張り出していたそうですが、度々崩れてあぶないので1935年に爆破して先端を取り除きました。

Journey behind the Falls

 テーブルロック案内所のエレベーターを下ると「滝の裏めぐり」です。薄暗い洞窟を通り抜けて、まず滝の裏を見ます。続いて、滝つぼ脇の展望デッキに出て(黄色のレインコートを着るので大丈夫ですが)水しぶきを全身に浴びながら、じっくり滝を見上げてください。

 テーブルロックの背後には一段小高い台地があって、超短距離のケーブルカー(Niagara Falls Incline Railway)が運行しています。自動車全盛の現代に交通手段として役立っているかは疑問ですが、ちょうど屋外エレベーターのように、上昇中に変わっていく滝の光景が面白いので、テーブルロックのアトラクションの一つにカウントされています。

丘の上の夜景 (⇒クリックで拡大)

 丘の上のコニカ・ミノルタ・タワー(Konica Minolta Tower)は、少し北のスカイロンタワー(Skylon Tower)とともに高角度から滝を見下ろす絶好の展望ポイントでしたが、今は周囲にフォールズビュー・カジノリゾートヒルトンエンバシースイートなど高層ホテルが相次いで建って、心持ち肩身が狭そうに見えます。

 スカイロンタワー足元のクイーンビクトリアパークは、カナダ滝とアメリカ滝の真正面に当たるナイアガラ公園のロイヤルボックス席。夏の花火や冬のウィンターフェスティバル・オブ・ライツでもイベントの中心会場です。

 新婚旅行でナイアガラを訪れるカップルは、スカイロンタワー裏の観光局(Niagara FallsTourism)にいの一番に立ち寄りましょう。新婚旅行証明書を発行してくれるだけでなく、新婦のアトラクションが無料になるクーポンをくださるそうです。思い出作りで馬車に乗るなら、クイーンビクトリアプレースのギフトショップ(Queen Victoria Place gift Shop)へどうぞ。

========================= 霧の乙女号 =========================

Maid of the Mist

 ナイアガラ観光船として有名な「霧の乙女号」の歴史は、1846年にフェリーとして始まりました。乗船場がカナダとアメリカの両岸にあるのも当然ですね。

Niagara Falls & Goat Island(⇒クリックで拡大)

 1955年に、それまで70年変わらなかった(モンローも乗った)木製の蒸気船「霧の乙女号」が失火で焼失。その年にディーゼルエンジンで金属製の100人乗り「霧の乙女号」がデビューしました。現在は、300人乗りが2隻と600人乗りが2隻、計4隻が運行しています。 

 さて、ナイアガラ川は南から北に流れています。カナダ側を、テーブルポイントから1qほど流れに沿って下ると、遊覧船「霧の乙女号」の乗船所(Maid of the Mist)があります。今度は、水色のコートを着て水しぶきを浴びてください。滝を見ながらぶらぶら歩いていける距離ですが、移動にはピープルムーバーという二両連結のバスが便利です。

 アメリカ側の乗り場は、カナダ側の乗り場のほぼその真向かい…プロスペクトポイント展望塔(Prospect Point Observation Tower)の足元にあります。

=============== アメリカ側(プロスペクトポイントとゴート島) ===============

 さらに500mほど下って行くとダウンタウン、ここから川を越えてアメリカ側に渡ってみましょう。ナイアガラのレインボーブリッジ(Rainbow Bridge)は、天気さえよければ滝のしぶきで本物の虹がかかる正真正銘の虹の橋です。

Rainbow Bridge(⇒クリックで拡大)

 国境ですから、パスポートは忘れずに持参すること。歩いて渡れば、橋も絶好の展望ポイントです。アメリカ入国は無料ですが、カナダ入国には徒歩でもひとり(米ドルでもキャンドルでも)50セント徴収されます。車なら1台当たり$3.25。

Niagara Falls Scenic Trolley(⇒拡大)

Prospect Point Observation Tower

 プロスペクトポイントの展望塔は高さ86メートル。十字の美しい形が滝の景観にマッチしています。1954年にパイ型に張り出していた展望エリアの大半が崩れ落ちてしまったため、4年後に急遽工事を始めました。完成は1961年。エレベーターでアメリカ側の「風の乙女号」乗船場につながっています。

 ところで、ナイアガラ瀑布の真ん中に居座って滝を二つに分けているゴート島(Goat Island)には東西に絶好の展望ポイントがありますが、ここは全島アメリカ領。カナダ側から直接渡ることはできません。プロスペクトポイントのビジターセンターから1周30分の循環トローリーバスに乗りましょう。

Cave of the Winds (Luna Island & Bridal Veil Falls)

 ゴート島のアメリカ滝寄りには、テーブルロックの滝の裏めぐりのように、エレベーターで下り、展望デッキに出て滝を下から眺める風の洞窟(ケーブ・オブ・ウィンズ)というツアーがあります。

 アメリカ滝を近くで見ると、一ヶ所、ルナ島という小さな島で仕切られて、花嫁のヴェール滝の名の通り一枚のヴェールのように形の整った滝が流れ落ちています。ルナ島には歩行者橋で歩いて渡れますが、ここはもう滝の寸前ですから、ちょっとしたスリルが味わえます。

 ケーブ(洞窟)というネーミングに疑問を抱いて調べてみると、確かに昔は花嫁のヴェール滝の裏に本物の洞窟がありました。しかし、天井が崩れる事故が度重なり、やむを得ず1955年に爆破して入口を閉鎖したのだそうです。

 ゴート島の反対側の先端はテラピンポイント。ここからはプロスペクトポイントと肩を並べる絶景のパノラマが拝めます。ここも、当然、他の展望ポイントに負けずに危険で、1969年から14年間はロープで閉鎖されていた歴史があります。昔のナイアガラ観光は、文字通り命がけだったのですね。

Terrapin Point(⇒クリックで拡大)

 ヘリコプターツアーは米加両岸にありますが、アメリカ側のヘリポート(Rainbow Air)はプロスペクトポイントのすぐ近く。滝見物のついでに乗りやすい場所にあります。

========================= 冬のナイアガラ =========================

冬のアメリカ滝(⇒クリックで拡大)

 冬のナイアガラの滝には、春夏秋と全く違う光景があります。周辺も、特に11月の初めから1月末は、ウィンターフェスティバル・オブ・ライツのイベントで、電飾が市内とナイアガラ・パークウェーを5qにわたってライトアップして華やかに盛り上がります。

 大きな展示はディズニーのキャラクターや世界最大の米加両国国旗など合わせて120作品…中でも、ダファリンアイランド(Dufferin Island)の展示が見もの。

 そこで、「通(つう)のトラベラーなら冬のバカンスにナイアガラ!! 」と決め込みたいところですが、冬の気温は、時に零下20℃に下がる日もあることをお忘れなく。

しぶきで凍結したテーブルロック

 具体的にお勧めの服装といえば、スキーウェアが一番。厚手の手袋にブーツ、頭にはスキー帽。寒い日には、マフラーなどで耳や顔の広い範囲を覆い、少しでも素肌の露出を減らす工夫をしましょう。

 マイナス10℃を越える日に屋外に出ると、すぐに身体が芯まで冷えてしまいます。そんな日に滝見物をするなら車を近くの路上に停めておきましょう。見物人の数も少なくて、(保証はできませんが)短時間の駐車なら大目に見てくれると思います。

 「霧の乙女号」の運行は、4月から10月下旬までですが、テーブルロックの「滝の裏めぐり」は年中無休です。アメリカ側は、プロスペクトポイントの展望塔が年中無休。ケーブ・オブ・ウィンズは5月から10月下旬までです。

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一泊コース 夜も虹色に光る滝、2日目のナイアガラ峡谷下り

夜のナイアガラ観光ショッピングとお食事ナイアガラ峡谷パーキングとピープルムーバー


 ナイアガラの夜は、ライトアップされて七色に変化する滝や花火を見ながらロマンチックに過ごすもよし、遊園地のお化け屋敷で悲鳴を上げてパートナーの胸に跳び込むもよし。カジノで大損するのだけはクワバラ、クワバラ。

カナダ滝のイルミネーション

 2日目はナイアガラ川を下りましょう。ロープウェーやジェットボート…急流が渦巻く峡谷のダイナミックなアトラクションを楽しんでください。お子様連れは、シャチやイルカやシロイルカがいるマリンランド。ジェットコースターや高さ137mのフリーフォールもある本格派のテーマパークです

========== 夜のナイアガラ観光 ==========

Niagara Sky Wheel

 滝見物は日中に限りません。昼は水しぶきにより自然の虹で彩られるナイアガラ瀑布が、夜は七色のイルミネーションで一層鮮やかに浮かび上がります。

 花火は、6月の初めから9月初めまで金曜日と日曜日の10時、10月初めまでは金曜日の9時に打ち上げられます。夏の間は、8時からクイーンビクトリアパークで花火を待つフリーコンサート。7月4日のアメリカ独立記念日や7月1日のカナダデーと8月1日のシビック・ホリデーには、もちろん何曜日でもお祝いの花火は欠かせません。

クリフトンヒルのアトラクション

観覧車

Niagara SkyWheel

り物(屋内)

Ghost Blasters Dark Ride/ FX Ride Theater/ Ripley's Moving Theater

ミニゴルフ

Dinosaur Adventure/ Galaxy Golf

プレーランド

Brick City/ Mystery Maze/ The Fun House/ Bronto's Adventure Playland

博物館

Ripley's Believe It or Not! Museum/ Guinness World Records Museum

蝋人形館

Movieland Wax Museum of the Stars/ Louis Tussauds Waxworks/ Criminal Hall of Fame Wax Museum

/ Rock Legends Wax Museum

お化け屋敷

Nightmare Fear Factory/ Haunted House of Fun/ Screamers House of Horrors/ The Haunted House/ The House of Frankenstein/ Dracula's Haunted Castle/ Creatures

 夜間照明の方は冬の間も健在です。凍れる滝に彩を添え、日没が早い分、夏よりも早く夕方のうちに始まり真夜中までたっぷり点灯していますから、ご心配なく。

Clifton Hill

 カジノ・ナイアガラは、ダウンタウンで1996年に開業しました。大ウォーターパークシェラトンホテル(Sheraton & Casino Niagara)などと連結した複合施設です。 

 当初予定では、滝の近くに新カジノが建設されるまでの仮カジノでしたが、結局、その後も営業を続けることになりました。それというのも、すぐ裏はクリフトンヒル(ストリートビュー)という遊園地街…カジノと一体で、ダウンタウンは夜遅くまで観光客で賑わっているからです。

 クリフトンヒルにはお化け屋敷が実に7軒。4軒の蝋人形館の中にも「犯罪者の殿堂蝋人形館」とか、ほかにも暗闇の中で蛍光ペイントが怪しく光るミニゴルフとか、何かと刺激的なアトラクションが多いので、お子様連れの皆さんは、よく調べてご入場ください。

Blondin, 1859

 付近には、マジックショーのグレッグ・フレウィン・シアター(Greg Frewin Dinner Theater)もあります。スカイロンタワー方面に足を伸ばして、超大画面のIMAXシアターで、ナイアガラ瀑布に挑戦した向こう見ずな冒険者たちの記録を見るのもいいでしょう。

 1859年に、フランス人のブロディンは、レインボーブリッジのそばに綱を張り、マネージャーを背負ってナイアガラ渓谷を渡り切りました。

Bobby Leach, 1911

 公衆の面前で最初に樽に入りカナダ滝を下ったのは、何と63歳の女性教師アニー・テイラーで、幸いかすり傷を負っただけで生還しました。1901年のこと。慎重な性格(?)で、本番5日前に愛猫を実験台にして樽の強度を調べておいたアニーですが、樽から跳び出してくるなり「誰も二度とやってはいけない」と叫んだそうです。

 男性で初めて成功したのは、1911年のボビー・リーチ。サーカスにいた経歴の持ち主で「アニー先生よりもっと上手にできる」と豪語してチャレンジしたものの、両膝とあごを骨折し、その後半年の入院生活を余儀なくされました。しかし、懲りないリーチは、9年後に60歳でナイアガラに戻ってきます。そして、ナイアガラ峡谷の渦巻きを泳ぎ切ろうとして失敗し救助されました。今度も不完全燃焼。さらに6年後にはオレンジの皮を踏み転倒してできた傷が細菌に感染して足が壊死、運に見離されたこの冒険野郎は旅行先のニュージーランドで、あっけなく亡くなったと伝えられています。

=============== ナイアガラフォールズのショッピングとお食事 ===============

 ショッピングとお食事で、知っておきたいお店を、まとめて表にしてみました… (米) はアメリカ側のお店

========================= ナイアガラ峡谷 =========================

Whirlpool Rapids Bridge

Whirlpool

 さて、ナイアガラ観光は滝ばかりではありません。2日目は、ナイアガラ川を少し下ってみることにしましょう。

Whirlpool Aerocar

 滝の下流のナイアガラ・ゴージ(峡谷)には急流が流れています。特にレインボーブリッジから1.5q下ったワールプールラピッズ・ブリッジのあたりから、川が直角に右折して流れが渦を巻くワールプール(渦巻)までの流れが速く、ここがカナダ滝、アメリカ滝に次ぐナイアガラ第三の観光スポットです。

 さてそれでは、峡谷カナダ側のリバーロードを北に下っていくことにしましょう。まず最初のアトラクションはホワイトウォーターウォーク(Whitewater Walk)です。

 ここでも、ナイアガラ観光では定番のエレベーターが登場します。地下70mに下りてトンネルを、川の方に約100m進んでください。ここではレインコートが要るほどではありませんが、皆さんのすぐ足元を急流がしぶきを散らして荒々しく流れていることでしょう。

 ナイアガラ・パークウェー

ピープルムーバー停留所)

24.0

-

- Fort George

21.6

-

- McFarland House

13.3

-

- Laura Secord Homestead

13.3

-

- Mackenzie Printery Museum

12.0

- Queenston Heights(戦址公園)

11.5

Floral Clock(花時計)

11.0

Sir Adam Beck 2(発電所見学)

9.0

Butterfly Conservatory(蝶園)

8.0

Niagara Glen(ハイキング)

7.0

- - Whirlpool Public Golf Course

5.3

Niagara Helicopter(観光ヘリ)

5.2

Whirlpool Aero Car(ロープウェー)

4.1

White Water Walk(急流めぐり)

12.0

Clifton Hill(遊園地街)

1.0

Maid of the Mist(霧の乙女号)

0.6

Queen Victoria Park(公園)

0.0

Table Rock(カナダ滝)

0.5

Floral Showhouse(植物園)

1.0

-

- Duffering Island (行楽地)

1.5

Rapidsview Parking (駐車場)

1.5

-

- MarineLand (テーマパーク)

7.7

-

- Chippawa Battlefield Park

7.8

-

- Legends on the Niagara Golf

28.0

-

- Old Fort Erie

 そしてその次はワールプール・エアロカー(Whitewater Walk)。滝を除けば、ナイアガラで一番人気のアトラクションに違いありません。1913年にできたそうですから、そろそろ100周年ですね。自然が生み出した洗濯槽のような珍百景の上を通って、対岸に渡り往復してくるロープウェーです。

 もっとも、正しくは「対岸に渡る」のではありません??? 空中でアメリカ領を横切りますが、実は「向こう岸」もカナダ。ちょっと行って帰ってくる間に、国境を4回越えることになるそうですから、これぞ世界レベルの元祖「ナニコレ珍百景」といえましょう。

 すぐそばに観光ヘリのヘリポート(Niagara Helicopter)があります。

 急流を過ぎてしばらく行くと、ハイキングをするならここ(Niagara Glen Nature Reserve)…カナダ側渓谷はナイアガラグレン自然保護区と呼ばれている地域です。

 さらに1q。植物園(Niagara Parks Botanical Gardens)園内の蝶園前では馬車にも乗れます。

 ナイアガラ峡谷の観光地は、ピープルムーバーの停留所でチェックするのが一番です。左端の数字はカナダ滝からの距離(km)。

 ナイアガラフォールズ市からナイアガラ・オン・ザ・レイク市に入るところで、ちょっと観光気分を引き締めて、大水力発電所(Sir Adam Beck 2 Generation Station)の見学はいかがでしょう。

 最後の停留所は花時計。ピープルムーバーは、夏季や週末にはその先のクインストンハイツ戦址公園まで行くこともあります。 

 アメリカ側には何もないかというと、決してそんなことはありません。急流をさかのぼり波をけって豪快に走るジェットボート(Whirlpool Jetboat)は、やはりアメリカ流のアトラクション。カナダ側から行くなら、発電所近くのクインストン-ルイストン・ブリッジ(Queenston-Lewiston Bridge)を渡って行きます。

===== パーキングとピープルムーバー =====

Peoplemover Buss

 ナイアガラ公園が管理する駐車場で、滝に近くて便利なのはテーブルロック付近のフォールズ駐車場で24時間年中無休。1回駐車するごとに固定料金を取るシステムですが、季節によって料金は変わるようです。

 ラピッズビュー駐車場は冬から春までお休み。5月中旬から6月中旬までは週末だけで、その後9月初めのレイバーデーまで毎日営業します。ただし、週末を除いて昼間のみ。車を何回出し入れしても、滝までのシャトルバス料金込みで1日10ドル(C$)。フォールズ駐車場が混む夏には助かります。

 ピープルムーバーは4月中旬から10月下旬まで運行しています。料金は1日当り大人10ドル、子ども6ドル。ナイアガラ公園のアドベンチャーパスを買えば、2日間乗り放題。運行間隔は平均20分です。

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連泊コース ナイアガラ・オン・ザ・レイクでアイスワイン

夜のナイアガラ観光ショッピングとお食事ナイアガラ峡谷パーキングとピープルムーバー


 ナイアガラ・オン・ザ・レイクは滝からほんの25q。アッパーカナダ(現オンタリオ州)創建時には州都だったオンタリオ湖に面するナイアガラ川河口の小都市です。アイスワインが名産で風光明媚。都会の喧騒を忘れバカンスのひと時をお過ごしください。

 運河があるセントキャサリンには、美しい滝と水車小屋が残っています。ここで詳しくご案内することはできませんが、ナイアガラの滝に続く断崖が、ニューヨーク州北部やオンタリオ州の北部まで各地に見事な景観を作り出しています。お時間の余裕があれば、ロチェスターやハミルトンなどに足を伸ばすとよろしいでしょう。

========================== ナイアガラの運河 ==========================

Niagara Escarpment

 ナイアガラの滝はニューヨーク州からウィスコンシンやイリノイ州に至る1600qのナイアガラ断崖の一部。ロチェスターのダウンタウンの滝も、トロントのスキーヤーに愛されているブルーマウンテン・スキー場も、実はナイアガラの滝に連なる長い長い断崖です。

 地殻変動によりできた断層ではなく、硬い表層に守られていた地下の堆積岩が、断崖の北で、氷河に削り取られてできました。ナイアガラの滝の下流の峡谷では、お遊びに近い手軽なロッククライミングが楽しめますが、場所によっては、うっかり手をかけると剥がれ落ちてくるほど柔らかい岩が露出しています。

Welland Canal

 滝の高さは約50mですが、エリー湖とオンタリオ湖の高低差は約100mあります…五大湖からセントローレンス川を経て大西洋に至る水路にとっては最大の関門でしたが、滝の約10q西に運河(Welland Canal)が掘られ、今では年間3千隻の貨物船が行き来して4千万トンの貨物を運んでいます。

Morningstar Mill

 初代の運河は1824年から1833年にかけて建設されました。現在の運河は4代目で、8つの水門を通過する間に徐々に水面の高低差を解消する仕組みです。

 運河の第3水門があるセントキャサリンズの博物館に行けば、水門が開閉して船が進んでいく様子を見れるかもしれません。セントキャサリンズの郊外には、ナイアガラ断崖の落差を利用した美しい水力製粉所が残っています。

========== ナイアガラ・オン・ザ・レイク ==========

Fort Niagara

 さて、今でこそ仲のよいカナダとアメリカですが、建国期には敵味方に分かれて三度も戦った仇敵でした。第二次米英戦争は、イギリスがヨーロッパでナポレオン戦争に忙しい間に、カナダをいただいてしまおうというアメリカの野心が見え隠れする戦争でしたが、結果は裏目。カナダ植民地人の間に愛国心が芽生える契機となり、以降、カナダは国家として自立していく道をたどったのです。

Niagara on the Lake

 当時、ナイアガラの滝の北方クインストンに住んでいた主婦ローラ・セコード(ローラの家Laura Secord Homestead)は、カナダに攻め入ったアメリカ軍に自宅を接収されてしまいますが、ある日、将校の会話を立ち聞きして家を抜け出し、約20q駆け続けてイギリス軍に奇襲攻撃の通報をしました。そのおかげで、イギリス軍はアメリカ軍を待ち伏せて大勝します。ローラ・セコードは、後に、カナダで最も有名なチョコレートのブランド名になりました。

ナイアガラのアイスワイン

氷結したブドウ

 その北でオンタリオ湖岸のナイアガラ・オン・ザ・レイクにある二つの砦(フォートジョージ/フォートミシサガ)は第二次米英戦争時のカナダ側要塞、川をはさんで対岸にあるフォート・ナイアガラは、フレンチ・インディアン戦争のときにイギリスがフランスから奪い取った古い砦です。

 市内中心部のオールドタウン(Niagara on the Fall)では毎年夏季に劇作家バーナード・ショーの名にちなんだショー・フェスティバルという演劇祭が開かれ、世界中から観客が集まります。

=============== アイスワイン ===============

 ナイアガラ半島には100を越えるワイナリー⇒一覧)があり、特にアイスワインの生産で有名です。

収穫前のブドウ園

 アイスワインは、収穫時期を遅らせて、わざわざ気温が零下7℃以下に下がって氷結したブドウから造ります。

 水分が凍結して分離するので、果実のエキスが濃縮したブドウでできるアイスワインは、高糖度ながらも酸味とバランスがとれたデザートワインになります。

  夏は十分に暑く、冬は寒さが厳しくなければいけませんから、世界的にも生産地は限られています。この地方の農家に、アイスワインの発祥の地ドイツから移民してきた家系が多いのも偶然ではないのでしょう。

 「e-マップ」には、ワイナリーのレストランでお食事もできるヒルブランド(Hillebrand Winery)とペラーエステーツ(Peller Estates Winery)の両ワイナリーを掲載しました。


ナイアガラe-マップ掲載先一覧

掲載先の住所や詳細については、上の「e-マップ」でごらんください。掲載先の加除訂正に関しご意見ご要望等があれば、ご連絡ください。ご本人でも第三者の方でもかまいません。 KJBusiness Consulting 山田 Email: info@jlifeus.com

アッシュビル

アッシュビル地方空港  アッシュビル・モール  ビルトモアスクエア・モール  ブルーリッジ・モール  緑茶寿司  アッシュビル市役所

公共と交通

カナダ滝  アメリカ滝  レインボー・ブリッジ  バッファロー・ナイアガラ国際空港   ナイアガラ・フォールズ駅 (VIA 鉄道)  ナイアガラフォールズ観光局(新婚旅行証明書=新婦のアトラクション無料券)  テーブルロック・ウェルカムセンター(ビクトリア女王公園)  プロスペクトポイント・ビジターセンター兼アドベンチャーシアター (米)  ラピッドビューパーキング  ピープルムーバー 

ショッピングとお食事

カナダワン・ファクトリーアウトレット  ファッションアウトレッツ・オブ・ナイアガラフォールズUSA  カナダ・トレーディング  スーベニールシティ スリーシスターズ・トレーディングポスト (米)   ナイアガラセンター (米)  OK ギフトショップ ナイアガラ店  斎藤カナダ  ナイアガラ京マート(レストラン水車ガーデン隣)  水車ガーデン  瀧(たき= 斎藤カナダ2階)  和食の店 雪国  布袋(ほてい)  みちのく  オー・カナダ・エーッ・ディナーショー

滝の上流(滝の南…カナダ側)

マリンランド  ダファリンアイランド  フローラル・ショーハウス  ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ(エレベーターで下りて滝の裏)  コニカ・ミノルタ・タワー  ナイアガラ・フォールズ・ケーブルカー  フォールズビュー・カジノリゾート  ヒルトン・フォールズビュー  エンバシースイーツ・フォールズビュー  ナイアガラ・フリーフォールセンター  馬車乗り場(クイーンビクトリアプレース・ギフトショップ)  スカイロン・タワー  IMAX シアター・ナイアガラフォールズ  クイーンビクトリア・パーク  ランディズレーン歴史博物館(改装中⇒ 仮住まい)

滝の下流(滝の北…カナダ側)

霧の乙女号  クリフトンヒル  グレッグ・フレウィン・シアター(マジック)  カジノ・ナイアガラ  シェラトン・オン・ザ・フォールズ  フォールズビュー・インドアウォーターパーク  バードキングダム  ホワイトウォーター・ウォーク(急流沿いに歩く)  ワールプール・エアロカー(ロープウェー)  ナイアガラ・ヘリコプター  ナイアガラグレン自然保護区  ナイアガラ公園植物園  ナイアガラ公園蝶園  馬車乗り場(ナイアガラ蝶園)

アメリカ側観光スポット

ケーブ・オブ・ウィンズ  ルナ島  テラピン・ポイント(ゴート島)   スリーシスターズ島  プロスペクトポイント展望塔  霧の乙女号(アメリカ側発着所)  セネカ・ナイアガラ・カジノ&ホテル  レインボー・エア  ナイアガラ・ゴージ(峡谷)ディスカバリーセンター  ナイアガラ水族館  ワールプール・ジェットボート  オールド・フォートナイアガラ

ナイアガラ・オン・ザ・レイク

サー・アダム・べック第二発電所(見学ツアー)  花時計(フローラルクロック)  ローラ・セコードの家  マクファーランド・ハウス  ショー・フェスティバル・シアター   ナイアガラ・オン・ザ・レイク国立歴史地区(オールドタウン)  オールド・コートハウス(コートハウス・シアター)  ロイヤル・ジョージ・シアター  聖マルコ教会  フォート・ジョージ(第二次米英戦争のカナダ側砦)  フォートミシサガ(第二次米英戦争時のカナダ側要塞)  ミステリー・オン・ザ・レイク  ヒルブランド・ワイナリー  ペラーエステート・ワイナリー

ナイアガラ半島広域

ウェランド運河  セントキャサリンズ博物館  モーニングスター・ミル  和食の店 雪国  オールド・フォートエリー(第二次米英戦争のカナダ側砦)  ホースプレー・ナイアガラ


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