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2006年7月(創刊号)8月(第2号)9月(第3号)10月(第4号)抜粋

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Oh No!! 愛用の8番アイアンをなくしてしまい 

 クローン・クラブ?を試しに買ってみました

 「何、これ?」と聞くと「Nikeのクローンさ、好きなシャフトと組み合わせて作ってあげるよ」。よく見ると、確かにNikeのロゴが例のチェック・マークではなくてアルファベットの「V」風。そのつもりであたりを見回すと、あるあるTaylor MadeやPINGのそっくりさん。千ドル以上の最新アイアンセットが、クローンならたったの2百ドル。

 現在57歳の私が本格的にゴルフを始めたのは、初めて北米(トロント)に赴任した1987年=19年前。当時はTaylor Madeのメタル・ドライバー(1980年初代発売)PINGのEYE2(1982年発売)キャビティー・アイアンが全盛で、初心者の私もこの最強セットを買ったものです。

 ドライバーは、その後技術革新があるたびに、飛距離を伸ばしたくて買い換えてきました。一時Callawayに浮気したものの、やはり私はTaylor Made党、もっともこの2年間は気まぐれに買った$100ドライバーにはまっています。John Daly宣伝の「Loco(Cragy Long)」、メーカーのDunlopは日本では一流ですがアメリカでは三流ブランド…もしや8万円のXXIO(ゼクシオ)を名前を変えて売っているのかもしれないと買ってみました。もちろん全く別物なのでしょうが、私にはたまたま相性が良くて使っています。アイアンの方は、2000年までEYE2を使い続けました。もう50歳代、楽に距離を出そうとグラファイト・シャフトに切り替えようと思ったからですが、PINGはスチール・シャフトにこだわりがあるようなので、ドライバーに合わせてTaylor Madeで揃えました。

 長々と歴史を述べましたが、これからが本題です…夏の終わりに、8番アイアンをなくしてしまいました。クラブをなくしたのは、今回が初めてです。愛用のクラブを求めてゴルフ・ショップめぐりをしたのですが、6年前のクラブはもう製造中止でメーカー在庫もないとの冷たい返事です。ロスト・クラブを買うホームページを見つけて該当のアイアンを探すと、何と3番から7番までは売りに出ているのに8番がな〜い。

 途方にくれて街をうろうろするうちに、足はリッチモンド通/マノワー通界隈。北西角Wal-Martの並びのSports/Fitness Exchangeで「8番アイアンをなくした」と言ったら「ばら売りしてるからどれでも持ってきな」…見ると、番手別にきれいに陳列されてはいるけれど、8番ならどれでも良いってわけではないのであきらめて立ち去ろうとしたその時です。

 「うん?」、Nikeの最新ドライバーのヘッドが「さらし首」のように置いてあるのが目に入りました。「何、これ?」と聞くと「Nikeのクローンさ、好きなシャフトと組み合わせて作ってあげるよ」。よく見ると、確かにNikeのロゴが例のチェック・マークではなくてアルファベットの「V」風。そのつもりであたりを見回すと、あるあるTaylor MadeやPINGのそっくりさん…昔のクローンは、ロゴまでは真似していなかったのに、いつからこれほど大胆になったのでしょう。他の店で千ドル以上していた最新のアイアンセットが、クローンならたったの2百ドルです。

 8番が1本足りないだけでも新しいアイアンをセットで買わなければならない運命のようですし、スッキリしない事情で高いクラブを買うよりは取敢えず安いクローンを間に合わせに使ってみることに決めました。Taylor Madeの「r7」ならぬTaylor Madeもどきの「7」アイアン、「材質は同じだよ」と言われて半信半疑ながらも、「信じる者は救われる」かな?

 試打場で、スイングのヘッド・スピードを計ります。「標準より速い、まだ若いよ」と誉められて勧められるままにスチール・シャフトを選びました…一貫性に欠けてますね。長さを身長に合わせて作ってくれるのは、本物の既製品にない良いところ。グリップは、追加料金を払って柔らかい高級品を指定しました。それから、待つこと1週間、自分で白状しない限りばれないTaylor Madeまがいのアイアン・セットを引き取ることができました。言い忘れましたが、このお店は、古いクラブを(下取りでなくても)買い取ってくれます。もう売れないだろうとあきらめていたクラブを何本か持ち込んだので、実質ただで買ったようなものです。

 「クラブの性能ですか?」…「本物」と比べていないのでよく分かりません。でも、私の使っていたアイアンよりは確実に進化しているようですし、見た目で変わらないので「本物」同様に頼もしく感じます。ただし、クラブを変えれば自然にスイングが変わります。今回も、新アイアンのスイングを調整しているうち、これまでのウッドのスイングにも共通の欠点があるのが分かりました。大発見です。ドライバーは買い換えていないのに、新しいスイングで弾道が変わり飛距離も伸びました。クラブを変えるのは冒険ですが、マンネリ打破には必要かもしれません。もうすぐ60歳、老境に入る前にピークを極めるつもりで頑張ります。

 一流ブランドのクラブなら、同じリッチモンド通のPro Golfの品揃えが良いような気がします。女性物も多く、家内は、ドロー系の球筋になる新発売のドライバーを見つけて衝動買いしてしまいましたが、まっすぐ飛んで距離も出るので大満足です。もう一つの専門店Nevada Bob'sは、Clays Mill Rd付近に引っ越してしまいました。30日以内なら別のクラブに換えてくれると宣伝しています(ご自分で確認してくださいね)。室内試打場では感じがつかめないという方は、空港近くのMan o’ War Golfで思いっきり打ちっ放してチェックしてから買いましょう。

 Lexington Golf Inc.(旧称Heritage Golf)は、もっと奥まった分かりにくい場所にあります。Sports Exchangeと同じく特注クラブを作ってくれる業者で、インターネット販売(www.golfmole.com=ゴルフもぐら…日本語ではゴルフ・オタク?)もしています。扱っているクローン・クラブのブランドにはAcer, Power Play, Professional Open, Oxygen, Power Play, Synchron, Tech Powerなどがあるようですが、たいていは形状や性能のコピー製品で、ロゴまで真似しているのは例外ですから念のため。

 たいていの用は、総合スポーツ用品店のDick’s(ハンバーグ・プレース店フェイエット・モール店)でも間に合います。私の$100ドライバーは、ここで買いました(専門店では売っていませんでした)。やはり、ゴルフ・クラブは、何軒もお店を回って店員さんとの会話を楽しみながら選ぶものでしょうか?

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