ヒヒーン、ドードー、カシャ、パカラッパカラッ、イェーッ!!
天高く馬走る秋…ケンタッキー競馬ニュース
5月第1土曜日にルイビルでKentucky
Derby、2週間おいてバルチモア(MA)でPreakness Stakes、さらに3週間おいてロングアイランド(NY)でBelmont
StakesとアメリカのTriple Crown(3冠馬)のレースはあっという間に終わってしまいますが、ケンタッキーには、秋にも各地から名馬が集まってきます。それでは、名馬物語は次の機会にとっておいて、今回は競馬場のご紹介と秋のスケジュールのご案内をしましょう。
ルイビルの「Churchill
Downs」のDownsという言葉はイングランド南東部を走る2列の草地性丘陵からきているようです。ダービーは、1875年の開場以来、中断なく毎年開催されて今年で132回を数えましたが、そのうち99回はケンタッキー産のサラブレッドが制しています。
レキシントンには、1828年開場の全米最古の競馬場がありましたが、一旦1933年に閉鎖され1936年に「Keeneland」として再開しました。1911年に始まったダービー前哨戦のBlue
Grass Stakesは、トヨタがスポンサーをする三歳馬の大レースです。
ノーザン・ケンタッキーには「Turfway
Park」、ボーリング・グリーンの南=テネシー州境には「Kentucky
Downs」があります。インディアナ州エバンズビルの「Ellis
Park」はオハイオ川の向う岸ですが、実はケンタッキー州の土地です。
サラブレッドの競馬場は以上ですが、ほかにハーネス(harness)と呼ばれる引き具に馭者が乗って馬を走らせるスタンダードブレッドの競馬場があります。レキシントンの「Red
Miles」はダウンタウンの近くですから、気軽に出かけてナイターを見ながら食事を楽しめます。別に、州の最西端のパドゥーカとイースタン・ケンタッキーのプレストンズバーグにも同様の競馬場があるそうです。
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