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アメリカ生活・e-ニュース

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2007年3月15日(第9号)

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おねだりした花嫁は離婚し無人のまま38年

 落雷(?)で焼失したベルサイユのお城…再建中

 レキシントンの西にあるヴァーセーレスという町の名前をフランス語読みすると、マンガや宝塚でも有名になった「ベルサイユ」です。空港からヴァーセーレスに向かう途中、ブルーグラス・パークウェーの手前にお城風の建物があるのはご存知でしたか?差し詰め「ベルサイユの城」。以下は、このお城にまつわる伝説です。

 1968年、レキシントンの住宅開発 1968年、レキシントンの住宅開発で財を築いたレックス・マーチン氏と花嫁は、新婚旅行先のドイツでヨーロッパのお城に魅せられました。翌年、53エーカーの土地を買ったマーチン氏は、4隅に尖塔がある城壁に囲まれた7つの寝室と15の浴室を配する自宅を建て始めます。ドライブウェー沿いにはイタリア風の噴水とテニス・コートを計画していたと言われています。ところが、肝心の花嫁は、お城が完成する前に離婚。傷心のマーチン氏は建設を中断してしまいます。

 そのうち「For Sale」の看板が出されました。連絡先の電話番号にいたずら電話する人がいても、なかなかつながらなかったようで、80-90年代は噂が噂を呼びました。その後、マーチン氏は2003年の8月に72歳で亡くなったそうです。その年のうちに、マイアミの弁護士が180万ドルでお城を買ったという報道がありました。

 話は、まだ続きます。2004年5月10日、お城は火災で焼失します。落雷説もありましたが、放火の疑いも拭いきれないそうで、どこまでも謎の建物です。

 そのお城が、現在再建中です。設計は変更されて、16寝室となる予定です。結婚式などのパーティー会場として使われるそうで、秋のキーンランド競馬がある10月までには完成させたいとのことです。予約は、まだ受け付けていません。

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