新発売のKDDI
スマートフォンでカレンダーから天気やナビまで
検索は(日本語)音声で、カナ入力はワンタッチで、
パソコンとケータイの垣根が低くなってきました。アメリカでは、ケータイの通話料金が安いので、日本のようなケータイメール文化は育ちませんでしたが、アップルのアイフォンが売り出されてからは、スマートフォンでインターネットを利用する人たちが増えてきています。
そこで、日系携帯電話の旗手
KDDI
も、日本人に使いやすいスマートフォンの開発に取り組んでいたのですが、今月、ついに発売されました。日本語スマートフォン「HTC
Hero」…2年契約だと$79。音声通話はあまりなさらないインターネットのヘビーユーザー用には、無料通話分数を抑えたプランXSやインターネット無制限プランも新しく設けられました。
これまで、あまり馴染みのない方にも、スマートフォンの便利さがよくお分かりになるよう私が代表して勉強してみました。
機種は、台湾のスマートフォンメーカーHTC製のHEROで、グーグル社が開発したアンドロイドというソフトが搭載されています。大きなタッチパネル上のアイコンに指先で軽く触れるだけで、お好みの機能の画面が現れます。
若者には、音楽と動画やゲーム、チャットやツイッターのサービスがあれば十分かもかもしれませんが、仕事に役立つ機能としては、Eメールやカレンダー(スケジュール管理)と天気予報やナビなどマップ系のサービスが便利でしょう。
GPS機能がついていますから、方向音痴のの人には大助かり。出張先の知らない町で、現在地を瞬時に確認できる上、周りの光景がストリートビューに現れますから頼もしいですね。
詳細機能の説明は、発売前で、現在は準備中ですから、取敢えず、既に日本では使われているアンドロイド携帯の動画を、参考にごらんください。
進化するケータイ(グーグルジャパン宣伝ビデオ)
|
|
Googleカレンダー |
Googleマップ |
|
|
連絡先 |
Gメール |
=====≪日本語音声検索≫=====
スマートフォンで便利な特徴の一つは、音声検索を使えば、電話に向かって話すだけで
Google検索ができることです。
キーボード入力は不要…検索ボックスの隣に表示されるマイクのアイコンに触ると、「お話しください」という表示が現れます。電話に向かって、検索キーワードを話しかければ検索結果が直ちに表示される仕組みです。写真や動画、お店の住所やルートなど地図情報も表示されますよ。
=====≪ワンタッチのカナ入力≫=====
次の特徴は、フリック入力と呼ばれるカナ入力方式の採用です。指先があ・か・さ・た・なのキーに触れると十字キーが表示されますから、左図の例では、そのまま指先を離せば「か」、指先を右に滑らせると「け」が選ばれるという具合。私のように、一般携帯の文字入力が苦手で使いこなせない人間にも優しい一文字をワンタッチで入力できる方式です。
|
←--------→
シメジ(simeji)のフリック入力(矢印の部分) |
KDDI
が採用したソフトはシメジ(SIMEJI)…なんだか妙な名前ですが、「Social
IME」というインターネット利用者がみんなで作る辞書をベースにした日本語変換ソフトですから、新語や専門語まで適切に変換できる優れもののようです。普通はダウンロードしなければ利用できないのですが、KDDI
のスマートフォンには最初から組み込まれています。
フリック入力を試したことがない方は、右の動画(日本語)をごらんください。複数のソフトについて説明していますが、シメジの操作は赤い矢印の部分です。慣れると早いので、指先を滑らせているのも、はっきり見えませんね。
=====≪インターネット利用料≫=====
インターネット使い放題のプランができたのは上記の通りですが、そこまでしなくても、インターネットの利用料金には「ダブル定額」というシステムがあって、どんなオプションを選んでも、毎月の上限は一律50ドルと決まっています。一時帰国で使わない期間があっても、お子様が使いすぎても、むやみに心配することはありませんね。
スマートフォンの機能や使い勝手を、もっとお知りになりたい方は、KDDI
の提携先=スプリント社の同機種のスマートフォン(英語版)の紹介ビデオをごらんください。
スプリントのスマートフォン「HTC
HERO」紹介ビデオ
|