日本に帰ったら二度とチャンスがないかもしれません
マイオーブンでローストターキー(七面鳥丸焼き)!!
書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
秋になると、北米のスーパーの食品売り場にはロースト用のターキーが並ぶようになります。ロースト・ターキーはホリデーシーズンのご馳走…ピークは感謝祭(サンクスギビング)ですが、どうしたことかアメリカでは11月第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日に祝います。カナダの秋は早いからでしょうか?
北米にやって来たからには、一度や二度は自宅でターキーを焼いてみましょう。日本に帰ってやろうとしても、まずターキーの大きさが違います。仮にもし北米サイズのターキーが手に入っても、日本の家庭のオーブンには入り切らないおそれもあります。私たちが今回買ってきたターキーは、一番小さいのを選んだつもりでしたが、それでも15ポンド(≒7s)…下の写真でものさしの長さと比べていただけば、大きさを実感していただけるでしょう。
購入時に味付けターキー(Seasoned
Turkey)を選ばないと、自分で味付けしなければならなくなります。味付けは、バターやマヨネーズのようなものに好みのハーブを混ぜ、ターキーの皮を持ち上げて手ですりこんだり注射器でしみ込ませたり、各家庭に伝わる秘伝があるようです。
ミートサーモミター |
味付けターキーの場合は、調理といっても単純に解凍してオーブンで焼くだけのことですが、よく洗ってしっかり焼くことが大事です。ターキーには限りませんが、生肉には食中毒を起こすO157菌が付着しているおそれがありますから、手やまな板などを通じて他の惣菜に菌が移らないよう注意し、肉は必ず165°F(74℃)以上に加熱しましょう。
ロースト用のターキーには、普通はポップアップタイマーがついています。タイマーのピンがポップアップしたら(跳び上がったら)焼き上がりですが、米国農務省などは調理用の温度計(ミートサーモミター)を肉厚の深い部位に差し込んで、目盛りが185°F(85℃)になるのを確認するよう勧めています。
e-レシピ第28回
マイオーブンでローストターキー(七面鳥丸焼き)!!
≪材料≫
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冷凍の味付け七面鳥(バター風味)
1羽
Turkey
Seasoned with Real Creamy Butter
(ご注意)
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解凍開始までは冷凍庫に保存する。冷凍庫にスペースがなければ、調理日の2〜3日前に購入して冷蔵庫に保存する。
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値札を見て、調理する肉の重さをあらかじめ調べておく。
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調理方法は袋の裏などに書かれているので、本レシピと大きな違いがないか念のため確かめる。
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≪作り方≫
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@
袋ごと冷蔵庫に2〜4日入れて、ゆっくり自然解凍する。焼き上げる前の七面鳥の内部の温度は0℃前後が理想的。
A
オーブンは、あらかじめ325°F(163℃)に暖めておく。
(注)写真の七面鳥の肉の右上にあって、赤い画鋲のように見えるのは、ポップアップタイマー。
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B
七面鳥の足の留め具から、片足を引き抜く。
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C
お腹の中から、(七面鳥自身の調理には要らない)首と内臓を取り出してよけておく。
(注)内部は氷が融け切っていないので取り出しにくい。
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D
冷水で、肉をしっかり洗う。
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E
水をふき取る。
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F
いったん抜いた片足を、留め具に戻す。
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G
ミートサーモミター(肉用温度計)をもも肉の内側に突き刺す(ポップアップタイマーでも焼き上がりは確認できるが、できれば肉が最も厚い部位の温度も確認したい)。ミートサーモミターが骨に触れると、温度が正確に測定できなくなるので注意。
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G
胸を上向きに七面鳥の肉をオーブン皿に乗せ、オーブンで焼く。
ターキーの重さ |
焼き時間の目処 |
8〜12ポンド |
2
3/4〜4時間 |
12〜16ポンド |
4〜5時間 |
16〜20ポンド |
5〜6時間 |
20〜24ポンド |
6〜7時間 |
24〜30ポンド |
7〜8時間 |
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H
焼き上がり予想時刻の1時間前になったら、オーブンの窓からのぞいて、時々ミートサーモミターの温度をチェックする。ポップアップタイマーのピンが跳び上がり、ミートサーモミターの目盛りが185°F(85℃)になったら焼き上がり。
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《グレービーソースの材料》
ターキーの肉汁
しょうゆ 大さじ
2杯
コーンスターチ 大さじ
2杯
(あらかじめ大さじ2杯の水で
溶いておく)
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《グレービーソースの作り方》
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オーブン皿にたまった肉汁を、全てなべに移す。 A
鍋を火にかけ、湯か水を足して肉汁を6カップ(アメリカサイズ=1カップ250cc)まで薄め、5〜6分中火でくつくつと煮る。 B
醤油大さじ2杯を加え、弱火で5分ほど煮る。 C
あらかじめ水で溶いておいたコーンスターチを少しずつ加えながらよくかき混ぜ、お好みのとろみにする。味が物足りなければ、塩、コショウを加える。
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