米国アムトラックの主な列車（各列車の記事にリンク）

■バーモンター号■アディロンダック号ほか■メープルリーフ号■シルバースター号ほか■クレッセント号■ペル・マーケット号□ブルーウォーター号■キャピトル特急■カージナル号■シティ・オブ・ニューオリンズ号■テキサス・イーグル号■エンパイア・ビルダー号■カリフォルニアゼファー号■サウスウェストチーフ号■サンセット特急■コースト・スターライト号

カナダVIA鉄道の主な列車と路線(オフィシャルホームページにリンク)

【VIA鉄道日本語ページ】■カナディアン号■ジャスパー - プリンス・ルパート■ウィニペグ - チャーチル■東部近距離路線■モントリオール - ガスペ■オーシャン号

【VIA鉄道英語のページ】■ビクトリア - クートニー■サドベリー - ホワイトリバー■モントリオール - センテール■モントリオール - ジョンキエール

■バーモンター号(Vermonter) ワシントンDC - ニューヨーク - セント・アルバンズ

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　コネチカット州ハートフォードからマサチューセッツ州アマーストを通って山深いバーモント州を北上するルート。冬はスキーヤー、夏はマウンテンバイカーでにぎわいます。

　バーモントは、独立戦争時にイーサン・アレン率いるグリーンマウンテンボーイズという民兵隊が大活躍してアメリカの勝利に貢献しました。　ワイオミングに次いで人口の少ない州で、自然の中に19世紀の町並みが残っています。

 毎日運行 全長611マイル(983 km)約14時間

■アディロンダック号(Adirondack) ニューヨーク - アルバニー - モントリオール 

■イーサン・アレン急行(Ethan Allen Express) ニューヨーク - ラトランド（バーモント）

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　マンハッタンの西でニューヨーク湾に注ぐハドソン川の水源アディロンダック山地のふもとを、シャンプレイン渓谷伝いにカナダのモントリオールに至るルート。イーサン・アレン号は途中で右折、バーモント州内が終点です。

　アディロンダックの名前は日本で知られていませんが、過去に冬季オリンピックを2回催したレイクプラシッドがある山地といえばお分かりになる方も多いことでしょう。

 毎日運行 全長381マイル(613 km)約11時間

■メープルリーフ号(Maple Leaf) ニューヨーク - ナイアガラ・フォールズ - トロント

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　メープルリーフ（カエデの葉）はカナダ国旗にも採用されたカナダのシンボル。お土産にメープル・シロップはいかが？メープル・シロップで保存加工したカナディアン・ハムも名産です。

　カナダVIA鉄道と共同運行で終点はトロント。ハドソン川の中流アルバニーで左に折れ、エリー運河沿いにシラキュース、ロチェスターを経てバッファローからナイアガラの滝付近で国境を越えます。

 毎日運行 全長544マイル(875 km)

 所要時間は国境検問を含め約12時間半

■シルバースター号(Silver Star) ニューヨーク - チャールストン - マイアミ

■シルバー流星号(Silver Meteor) ニューヨーク - コロンビア - マイアミ

■パルメット号(Palmetto) ニューヨーク - サバンナ

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 　ニューヨークから東部大西洋岸の大都市をめぐって、フロリダ半島南端のマイアミに至る約24時間の旅。どの列車も、毎日運行しています。

　パルメットはサウスカロライナの州旗にも描かれている椰子（やし）の木。サウスカロライナで列車は二手に分かれ、シルバースター号は内陸のコロンビア経由、シルバー流星号とパルメット号は沿岸のチャールストンを通ってジョージア州のサバンナに至ります。

 シルバースター 全長1522マイル(2449 km)

■クレッセント号(Crescent) ニューヨーク - アトランタ - ニューオリンズ

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　シャーロット⇒アトランタ⇒バーミングハムとアパラチア山脈のピードモント（山麓地帯）を三日月（クレッセント）形にめぐってニューオリンズに至るシルバー系より一つ内側の高原コース。秋には紅葉がきれいです。

　その昔には、グレン・ミラーの演奏で有名なチャタヌガ・チューチューのモデルとなったバーミングハム特急が、さらに一つ内側のテネシーバレー・コースを走っていました。

 毎日運行 全長1,377マイル(2,216 km)

 所要時間 約41時間

■ペル・マーケット号(Pere Marquette) シカゴ - グランドラピッズ（ミシガン）

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　シカゴから、ミシガン湖に沿って日系企業も進出していて補習校もあるミシガン州のグランドラピッズに至るコース。グランドラピッズの周辺はオランダ移民の子孫が多い地域で、ホーランドにはオランダ村（Dutch Village）というテーマパークがあります。

　毎日朝の7時半にグランドラピッズを出て10時半にシカゴ、夕方5時にシカゴを出て10時過ぎにグランドラピッズですから、シカゴ方面から観光目的で乗車するには無理があるかもしれません。

 毎日1往復…片道176マイル(283 km)

□ブルーウォーター号(Blue Water) シカゴ - ポートヒューロン

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　こちらもシカゴからミシガン州の短距離コース。日本人の皆さんがさらに多数住んでおられるバトルクリークやカラマズーを通ってポートヒューロンに至ります。デトロイトからポンティアックに向かう路線もあります。

　ペル・マーケット号と同様にルートは観光的にも魅力的ですが、ダイヤが実用的ではありません。車が使えない人々へのサービスでしょうか？ミシガン州の補助金で運営されています。

 毎日1往復…片道319マイル(513km)

■キャピトル特急(Capitol Limited) ワシントンDC - ピッツバーグ - クリーブランド - シカゴ

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　ワシントンDCからポトマック川をさかのぼりピッツバーグに抜ける最古のアパラチア山脈越えルート。クリーブランドから右にエリー湖を望みながらシカゴに至ります。

　シカゴ発は夕方。早朝にピッツバーグで、ウェストバージニアの景観がじっくり楽しめます。ワシントンDC発は午後4時ですから、日が長い夏に乗車するとよいでしょう。

 毎日運行 全長764マイル(1,230 km)

 所要時間 約17時間

■カージナル号(Cardinal) シカゴ - シンシナティ - ワシントンDC - ニューヨーク

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　こちらもシカゴからワシントンDCという点は同じですが、シンシナティ経由オハイオ川沿いにウェストバージニアに入ります。上りでも下りでも、キャピトル特急に比べて景観を楽しむ時間はたっぷりありそうです。

　ワシントンDCからは、ボルチモアやフィラデルフィアなどアメリカの歴史的な都市を経てニューヨークのペンステーションに至るコースです。

 週3日運行 全長1,146マイル(1,844 km)

 所要時間 約28時間

■シティ・オブ・ニューオリンズ号(City of New Orleans) シカゴ - ニューオリンズ

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　ミシシッピー川を下りニューオリンズに至るコース。シカゴから見ると夜行列車です。メンフィスあたりで夜が明けますから、ブルース発祥の地ミシシッピーデルタの景観を楽しんでください。1972年にアーロ・ガスリーに歌われ一層有名な列車になりました(YoutTube)。

　ジャクソンなどは、下車せずに通過してしまうには惜しい都市です。南北戦争の古戦場ビックスバーグはジャクソンの50km西、ナッチェスはさらに80km南です。

 毎日運行 全長934マイル(1,503 km)

 所要時間 約19時間半

■テキサス・イーグル号(Texas Eagle) シカゴ- セントルイス - サンアントニオ

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　アーカンソー州の真ん中を斜めに横切る路線ですが、往路でも復路でもこのあたりは夜。テキサス観光に照準が定められた路線です。

　テキサスを起点に東に西に旅行する人たちに便利な別編集のホームページまであるところは、さすが独立心旺盛なテキサス人です。

 週3日運行 1,306マイル(2,102 km)

 所要時間 約32時間

■エンパイア・ビルダー号(Empire Builder)

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　｢大草原の小さな家｣…昔、1870-80年代の西部を描くTVドラマが日本でも放送されましたが、ウィスコンシン⇒ミネソタ⇒ダコタの路線は正にその原作者家族が移住してたどった道筋。そして、モンタナやワイオミングも、追い詰められたスー族が第7騎兵隊と戦った舞台でした。

　ほぼ2昼夜。約44時間の汽車の旅は往路も復路もモンタナの山岳地帯で昼を迎えるようにダイヤが組まれています。

 毎日運行 全長2,206マイル(3,550 km)

■カリフォルニアゼファー号(California Zephyr) サンフランシスコ - デンバー - シカゴ

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　次は1849年のゴールドラッシュで人々がカリフォルニアに殺到したルート。

　1869年には大陸横断鉄道が開通、その3年後に日本の岩倉使節団が車窓から写真の風景を眺めたはずです。

　全米で最も人気の高い路線。ロッキー山脈をじっくり楽しめるよう、昼にコロラドを通過するダイヤです。

 毎日運行全長2,438マイル(3,924 km)

 所要時間 西行50時間 東行54時間

■サウスウェストチーフ号（Southwest Chief） ロサンゼルス - シカゴ

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　シカゴから、かつてのメキシコとの通商路サンタフェトレイルからラスベガス経由でロサンゼルスに至るルートを走っています。先代は、ハリウッドのセレブが愛用したので別名でスター列車とも呼ばれたスーパーチーフ（大酋長）号。

　やはり昼にコロラドとニューメキシコを通過するダイヤです。

 毎日運行全長2,256マイル(3,631 km)

 所要時間 約42時間

■サンセット特急（Sunset Limited） ロサンゼルス - ニューオリンズ - オーランド

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　ディズニーランドのロサンゼルスとディズニーワールドのオーランドを結ぶ長距離列車です。

　西は西部劇の本場…エルパソなどメキシコ国境沿いの乾燥地帯、東はニューオリンズなどガルフ沿岸の湿地帯と対照的な環境をひた走ります。

  毎日運行全長1,995マイル(3,211 km)

  所要時間 約48時間

　ニューオリンズ-オーランド間のサービスは

　一時停止中です。 

■コースト・スターライト号（Coast Starlight）　シアトル-サクラメント-ロサンゼルス

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　西海岸を走る列車といっても、海沿いの区間は意外に短いのでご注意。西部諸州はシアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴの大都市圏を除けば山がちで、列車は主に川沿いの谷間を縫うように走ります。

　ちょうど1泊2日の旅…夜はサンフランシスコより北のカリフォルニア州北部で迎えることでしょう。

  毎日運行全長1,377マイル(2,216 km)

  所要時間 約35時間