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2012年2月15日(第68号)


Tシャツの胸に大麻の葉マークで、ダルもちょっと冷や汗!!

 北米はマリファナに寛容⇒お子様に目配りしましょう

マリファナの葉

 これも、実はダルビッシュ投手関連の話題です。

 空港到着時に着ていたTシャツの胸にマリファナ(大麻)の葉っぱが描かれていたので、記者会見の席で、ダルビッシュ投手がワケを聞かれました。

 全く興味本位の質問で、ダルビッシュ投手も「特に意味はないです」と率直に回答して大事件にはなりませんでしたが、動画ニュースを見ると、思いがけない質問に少し冷や汗をかいておられた様子です。

 日本で買う英語のTシャツは、スペルが間違っているくらいなら罪の軽い方で、今回のように反社会的なマークや汚い言葉が含まれていたりすることもありますから、お子様が現地校に着ていくTシャツなどは要チェックです…アメリカ人が、意味不明な漢字を書いたTシャツを着て歩いているのと、おあいこですね。

 マリファナに関しては、私たち夫婦も、ダルビッシュ投手と同様に、これまでは葉っぱの形を知らない日本人の仲間でしたが、アメリカ育ちの私たちの子どもたちに聞いてみると、そんなのはアメリカ人の「常識」なのだそうです。

 そういえば、クリントン大統領もブッシュ大統領も若い頃の使用を認めたほどで、日本に比べて、アメリカでは、マリファナが身近な存在です。私たちが住んでいるケンタッキー州レキシントンくらいの地方都市でも一部高校生は隠れて吸っているとかで、ましてや都会の大学生の間には広く浸透しているようです。

世界各地のマリファナ使用の合法性

合法罰則なし取締りがゆるい非合法非合法(推定)不明

 ご存知かもしれませんが、マリファナは、世界的にどの国でも禁じられているわけではありません。アメリカでも、連邦法が、売買のみならず、所持や吸引を禁じているにもかかわらず、一部の州では、少量の所持や吸引ないしは医療用の使用を認める法律を制定しています。

 政治的にも、保守派の人々が全てマリファナ吸引にネガティブというわけではなく、自由至上主義の人々は、銃の使用と同様に、個人の自由を束縛してはいけない…したがって、マリファナも取り締まるべきではないと主張しているくらいです。

全米各州のマリファナ使用の合法性

非合法医療用は合法罰則なし医療用は合法で罰則なし

 そんなわけで、アメリカは、全般的にマリファナに寛容的だと考えた方がよろしいでしょう。実際、駐在員のお子様が現地校でマリファナを吸って見つかったケースを聞いたこともあります。優秀な子どもに限って背伸びしたがるものですから、親子のコミュニケーションをよくして、お子様がトラブルに巻き込まれないようにしてあげてください。


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