海外赴任、留学、国際結婚…北米に住む日本人の皆さんのアメリカ生活をゆたかにするメールマガジンです。四季折々のタイムリーな話題や各地のお買物や観光の情報をお届けします。検索ボタンで姉妹サイト「アメリカ生活・e-百科」のワード検索も一緒にできます。

発行者: KJBusiness Consulting, LLC  電話:(859) 223-6449 Eメール:info@jlifeus.com  HP:www.jlifeus.com

2013年3月15日(第81号)


北米の「ご当地名物に挑戦」シリーズ

 トッピングがリッチなシカゴ風ディープディッシュピザ

 書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。


 これまで、ダービーパイやマキノー島ファッジなど、ご当地名物のお菓子作りに取り組んできましたが、今回はお菓子ではなく、シカゴスタイルのディープディッシュピザ作りに挑戦しました。縁が立っていて、トッピングがたっぷり入ったリッチなピザ。日本人には、少しあっさりめの味付けがいいでしょう。

 シカゴ名物には、ほかに100%ビーフのシカゴスタイル・ホットドッグやイタリアンビーフ・サンドイッチなどがありますが、ディープディッシュピザは、1943年に「ピッツェリア・ウノ」の一号店で誕生したそうです。「ウノ」は中西部や北東部、フロリダ、カリフォルニア、テキサス、コロラドなどにチェーン展開していますから、ご存知の方も多いことでしょう。

 ピザ生地は、例によって市販の冷凍品を使いました。今回私たちが買ってきたのは、Tiseo's Frozen Pizza Doughでちょうど1ポンド(453g)。冷凍品売り場の隅にひっそりと置かれていましたから、なかなか見つからなければ店員さんにたずねた方がいいかもしれません。解凍時間や焼き時間はメーカーや大きさによって違うかもしれないので、説明書を読んで確認してください。

 イタリアンソーセージは、肉売り場ですぐ見つかるでしょう。ホットとマイルドがありますが、私たちはマイルドを選びました。

 トマトの水煮缶は、「Peeled Tomatoes in Tomato Juice」と丁寧に書かれたものばかりではありません。ラベルの写真を頼りに探しましょう。中には、特別な味付けをしているのも多いのでご注意。「ホール」や「ハーフ」もありますが、必ず「ダイスト(サイの目)」を買ってください。このレシピではトマト本体しか要りませんが、ジュースは捨てずにトマトスープやミートソースを作るときまでとっておきましょう。


e-レシピ第56回「トッピングがリッチなシカゴ風ディープディッシュピザ」

==============≪材料≫===============

直径22pのケーキ用焼き型(枠を外せるタイプ)を使用

クッキングスプレー(今回はSmart Balance Non-Stick Cooking Spray Original)

冷凍ピザ生地 1個(1ポンド)

イタリアンソーセージ(マイルド) 2本

大きめのタマネギ 半分

マッシュルーム 1パック(8オンス)

トマト水煮缶(Diced) 1缶(14.5オンス)

モッツァレッラチーズ 1¼ カップ

パルメザンチーズ 大さじ2杯半

オリーブオイル または サラダ油 適量

ガーリック(Minced) 小さじ1〜2杯

ピザまたはイタリアンシーズニング あれば適量

塩、コショウ 少々

 ==============≪作り方≫=============

 あらかじめピザ生地を、袋入りのまま室温で解凍(約4時間)。その後は膨らみすぎないよう冷蔵庫に入れて保管。

@ タマネギをみじん切りにする。

A マッシュルームを洗い薄切りにする。


B イタリアンソーセージを1〜2pのぶつ切りに刻む。

C フライパンが温まってからオリーブ油を敷き、マッシュルームを焦がさぬよう中火で汁気がなくなるまで約5分炒める。


 マッシュルームはいったんボウルに取り、フライパンはペーパータオルできれいに拭って再び中火にかけ、

D オリーブ油を入れ、ガーリックを30秒炒めて香りを出し、

E イタリアンソーセージを加えて炒める。


F イタリアンソーセージの色が変わり始めたらタマネギを加え、さらに約5分しっかり火が通るまで炒める。

G トマトの水煮を加え、


H ピザまたはイタリアンシーズニングを好きなだけふり、

I 塩と

 


J コショウで味付けし、

K 中火よりやや弱めの火で3分炒める。出来たトッピングをボウルに取る。


 オーブンの温度を華氏450度(232℃)にセットし、予熱しておく。

L 焼き型にクッキングスプレーを万遍なく吹き付ける。

M まな板やクッキングシートの上に小麦粉を伸ばし、綿棒にも粉をまぶす。


N ピザ生地を袋から取り出して置き、

O 綿棒を回転させるようにしながら、なるべく丸く生地を伸ばす。


P 焼き型の直径より6pくらい大きめに伸ばし、型底を押し当てて跡をつける。

Q 型底跡を目印に、ピザ生地を焼き型にそっと移して敷き、縁を立てる。


R ピザ生地の上にモッツァレラチーズを万遍なく撒き、

S その上に、トマトとイタリアンソーセージのトッピングを、約2/3取り分けて載せる。


さらに、マッシュルームも約2/3取り分けて上に散らし、

㉒ 残りのトマトとイタリアンソーセージをかぶせて、


残りのマッシュルームを散らし、

最後はパルメザンチーズをかけてトッピングを覆う。


あらかじめ華氏450度(232℃)に温めたオーブンで15分焼き、

ピザの縁がきれいな茶色に色づけば出来上がり。

  ピザは、最低10分冷まし、火傷しないよう注意して焼き型から外す。