小さいのに4〜6ドルで売られているのでギョギョッ
ミネアポリス生まれの春の焼き菓子レモンバー
書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
スーパーのデリ&ベーカリー・コーナーに、ケーキと並んで必ずある「レモンバー」。アメリカ人が大好きな春の焼き菓子ですが、高級ベーカリーなら6ドル、その辺のスーパーでも4ドル台で売られているのでギョギョッ。手作りして、ご近所のアメリカ人にお裾分けしたら涙を流さんばかりに喜ぶこと請け合いです。
サクサクしたクラストに、レモン風味のフィリングを載せた焼き菓子…面倒そうですが、例によって、手順を踏めば結構簡単。オーブンから、レモンの甘酸っぱい香りがただよってきて出来上がりです。
雰囲気的にはヨーロッパ生まれですが、実は1963年にミネアポリスのメーカーが開発した意外に新しいお菓子のレシピで、70年代には広く家庭に普及し、応用でチョコレートココナッツバーなどバラエティ豊かなデザートバー(バークッキー)が生み出されました。
応用レシピは、また別にご紹介する機会があるかもしれません。
e-レシピ第57回「ミネアポリス生まれの春の焼き菓子レモンバー」
==============≪材料≫===============
8インチ(20p)角のケーキ用焼き型
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【クラスト】
小麦粉
1
カップ
粉砂糖
大さじ3杯
バター
1本(113g)
【フィリング】
レモン
1.5〜2個(レモン汁大さじ4杯とすりおろしたレモン皮小さじに軽く2杯の材料)
卵
4個 砂糖
200g
小麦粉
大さじ4杯
ベーキングパウダー
小さじ1杯
別にトッピング用粉砂糖適量
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==============≪作り方≫==============
あらかじめバターを室温に戻す。オーブンを華氏350度(177℃)に予熱しておく。
【クラスト作り】
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焼き型に合わせて切取線を引いてパーチメントペーパーを切り、
A
型底に敷く。
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B
指で押すと少しへこむほどに柔らかくしたバターをボウルに入れ、フォークの背でバターを薄く切り分ける。
(バターを電子レンジで柔らかくする場合は溶かさないよう注意)
C
小麦粉1
カップを加え、
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D
さらに粉砂糖大さじ3杯を加え、
E
フォークでバターを細かく切り混ぜる。
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F
こねるようにして、手でバターと粉をなじませる。
G
粘土状になったら、型底のパーチメントペーパーの上に生地を移し、指で軽く押し伸ばし丁寧に全体に敷きつめる。
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H
華氏350度(177℃)に予熱したオーブンで、17〜20分、全体にきれいに焼き色がつくまで焼く(15分したら焼け具合をチェック)。
クラストが焼ける間に
【フィリング作り】
I
砂糖、小麦粉、ベーキングパウダーを計量。
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J
レモンをまな板に置き手のひらで押しころがし、半切りにしてレモン汁(大さじ4杯)を絞る。
K
レモンの皮をおろし金で、小さじに軽く2杯分すりおろす。
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L
ボウルに卵4個を割り入れ、
M
泡立て器でかき混ぜ、
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N
砂糖200gを加えて、
O
よくかき混ぜ、
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P
小麦粉大さじ4杯を加えて、
Q
よくかき混ぜ、
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R
さらにベーキングパウダー小さじ1杯を加えて混ぜ、
S
レモン汁大さじ4杯分と
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㉑
すりおろしたレモンの皮小さじに軽く2杯分を加え、
㉒
全体が白っぽくなるまで、混ぜ合わせる。
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【仕上げ】
㉓
焼き上がって、いったんオーブンから出しておいたクラスト
㉔
の上にフィリングを流し込み、
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㉕
クラストを焼いた温度のオーブンで、25分を目途に、表面がゴールデンブラウンになり型を動かしてもフィリングがタプタプしない程度まで焼く。
㉖
ラックの上に置いて冷ます。
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…
お好み焼き用のヘラや金物のフライ返しを型の縁に当てて周りを切り離し、16個に切り分ける。召し上がる直前に、茶こしで粉砂糖をふりかけて飾る。
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