サッポロ一番キャベツサラダ　（アメリカ生活・e-ニュース第98号）

アメリカ人は「アイ･ラブ･ミルク&チーズ･ラーメン!!」

　夏のランチに″サッポロ一番キャベツサラダ″

　書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。

Milk and Cheese Ramen

　アメリカで買える日本のインスタントラーメンは、日本で売られているラーメンほど目新しくも美味しくもなく、その割に値段は高いので最近はあまり買わなくなりました。

　一つの理由は、アメリカのスーパーで売られているニッシンやマルチャンの一人前わずか20セントのラーメンと比べてしまうせいかもしれません。そのまま食べると味気ない気もしますが、「ビーフ味」にゆで卵と煮豚(作り置き煮豚)、ノリとネギをトッピングしたら、ランチにはリズナブルなご馳走になります。

　ある日、スーパーでレジの白人の青年が「オレはミルクラーメンが好きなんだ」と満里に話しかけてきました。最近、アジア系以外でラーメンを買う人が増えてきたのは知っていましたが、食べ方が違うとは気がつきませんでした。

　早速、マルチャンの「シュリンプ味」でミルク&チーズラーメンを作ってみました。ざく切りキャベツを牛乳で煮込み、沸騰したらラーメンを3分間ゆで、最後に粉末スープを加え、スライスチーズを1枚載せれば出来上がり。とてもおいしいので是非是非…というほどではありませんが、いかにも栄養たっぷりで受験生のお夜食向きという感じ。気が向いたらお試しください。

　アメリカのニッシンのサイトには、レシピのコーナーまでありました。ケンタッキーでは見かけた覚えがありませんが、そもそも調理用のショートカットという麺を短くカットしたタイプもあるようです。話が長くなりましたが、そこで、満里が思い出したのが、日本暮らしが長く日本語で料理本を出版したこともあるデュプリーさんというケンタッキーの婦人の「ラーメンキャベツサラダ」というレシピ。夏のランチにお勧めです。

　このレシピで、デュプリーさんがご指名のラーメンは「サッポロ一番しょうゆ味」。念のため、他のラーメンでも作ってみましたが、確かに「サッポロ一番しょうゆ味」にはピッタシ感があります。いつものことですが、レシピは原作を満里流に少しアレンジしたものです。

アメリカ生活･e-レシピ第71回「夏のランチにサッポロ一番キャベツサラダ」