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2017年5月15日 (第129号)

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 日本向け小包…重さを減らす以外に送料節約の良策なし

 しっかり計量(2,3,4ポンドの区切りで劇的に送料UP)

 同じ小包でも、アメリカ国内向けと日本向けでは送料の体系が全く違いますので、別々に分けてご説明します。日本からアメリカの小包には、航空便のほかに配達が遅くても送料は格安の船便や、その中間のSAL便があり、ニーズに応じて送り方を選べるからよいのですが、アメリカから日本には航空便しかありません。

 日本からアメリカ向け小包の送料(2017年5月現在)

重さ 航空便 SAL便 船便
~500g 2,500 2,700 1,800
~1.0kg 3,350
~1.5kg 4,200 3,850 2,350
~2.0kg 5,050
~2.5kg 5,900 5,000 2,900
~3.0kg 6,750
~3.5kg 7,600 6,150 3,450
~4.0kg 8,450
~4.5kg 9,300 7,300 4,000
~5.0kg 10,150
~5.5kg 10,900 8,350 4,550
~6.0kg 11,650
~6.5kg 12,400 9,400 5,100
~7.0kg 13,150
~7.5kg 13,900 10,450 5,650
~8.0kg 14,650
~8.5kg 15,400 11,500 6,200
~9.0kg 16,150
~9.5kg 16,900 12,550 6,750
~10.0kg 17,650
~11.0kg 18,600 13,250 7,100
~12.0kg 19,550 13,950 7,450
~13.0kg 20,500 14,650 7,800
~14.0kg 21,450 15,350 8,150
~15.0kg 22,400 16,050 8,500

===== 普通郵便(1st Class Mail)とプライオリティメール =====

 下の表1のように日本向け小包の送料は、最低料金が普通郵便(1st Class mail)の$13.75からスタートしますが、重量限度はわずか0.5ポンド(226g)と、これではバナナ1本程度しか送れません。でも、次の重量限度は2ポンド(907g)で、送料は$22.75と増えますが、軽いもの主体なら相当量の品物を送ることができます。2ポンドを超えても3ポンドまでは$11増しですが、3ポンドを超えてしまうと4ポンドまで今度は一気に$17増しですから、この区切りには特に注意しましょう。日本向け小包は、できれば3ポンド以下に抑えたいものです。

 4ポンドを超えてしまうと、普通郵便では送れなくなります。プライオリティメールというFEDEXやUPSのように小包の配達をトラッキングできる上級サービスにって、そこでまた$11増しです。しかし、その後は重さが1ポンド増すごとに、送料は$2.95増しと穏やかに増えていきます。

表1:日本向け小包の送料(2017年5月現在)

重さ:ポンド

(0.45kg)

USPS

ヤマト運輸

国際宅急便

FEDEX

One Rate

1st Class

Priority

Flat Rate
~0.5 $13.75

~

~

~

~

~1 ~

$48.25

~

~

~

~2 $22.75

$51.50

~

~

~

~3 $33.75

$54.75

~

~

~

~4 $50.75

$58.00

Env. $29.95/S.Box $30.95

~

~

~4.4

~

~

2kg $45.00+*燃油特別付加運賃

~

~5

$61.25

~

~

~

~6

$64.20

~

~

~

~7

$67.15

~

~

~

~8

$70.10

~

~

~

~9

$73.05

~

~

~

~10

$76.00

~

~

~

~11

$78.95

~

5kg $70.00+*燃油特別付加運賃

~

~12

$81.90

~

~

~

~13

$84.85

~

~

~

~14

$87.80

~

~

~

~15

$90.75

~

~

~

~16

$93.70

~

~

~

~17

$96.65

~

~

~

~18

$99.60

~

~

~

~19

$102.55

~

~

~

~20

$105.50

M.Box $66.95/L.Box $86.95

~

~

~21

$108.45

~

~

~22

$111.40

10kg $95.00+*燃油特別付加運賃

10kg $186.46

32~33

$143.85

15kg $120.00+*燃油特別付加運賃

~

43~44

$176.30

20kg $135.00+*燃油特別付加運賃

~

55~56

$211.70

25kg $155.50+*燃油特別付加運賃

25kg $278.12

*2017年6月現在、燃油特別付加運賃は5.25%の割合で加算されます。

===== 定額小包 vs.一般小包 =====

 ご近所に日本食材店など日本のヤマト運輸のサービス取扱店がある皆さんには、国際宅急便の詰め放題パックという定額小包を利用するオプションもありますが、残念ながら国際小包の場合は、定額小包サービスを利用しても、劇的に送料が安くなるわけではありません。特に FedEx の One Rate については、郵便局の一般小包と比較し送料は無条件に割高です。

 国際版の定額小包サービスが使いにくい理由は、国内版では送料が格安な上に重さがほぼ青天井で70ポンド(31.7kg)まで気軽に送れるのに対し、国際版では送料の割引率が低く、しかも細かく厳しい重量限度が設けられているからです。

 そこで、定額小包が一般小包に比べて有利なのは重さがどの範囲の場合か、表2の最右欄にそれぞれの定額小包の採算重量を調べて記載しました。例えば、郵便局のスモールボックスに収納できる荷物でも、重さ2ポンド(0.91kg)までは一般小包で送った方が得です。ミディアムボックスなら6ポンド(2.72kg)超、ラージボックスなら13ポンド(5.89kg)超でなければ、お得にはなりません。

 各社の送料が変われば採算重量も変わってきますが、日本向け小包の送料を節約するには、重さを減らす以外に良策はないというのが現実です。

表2:定額小包用ボックスのサイズと送料 (2017年5月現在)

郵便局の定額小包用ボックスのサイズ

送料

採算重量

封筒

12-1/2"×9-1/2"

31.75cm×24.13cm

$29.95

2~4lb

クッション入り封筒

12-1/2"×9-1/2"

31.75cm×24.13cm

$29.95

2~4lb

スモールボックス

8-5/8"×5-3/8"×1-5/8"

21.90cm×13.65cm×4.12cm

$30.95

2~4lb

ミディアムボックスA

11"×8-1/2"×5-1/2"

27.94cm×21.95cm×13.97cm

$66.95

6~20lb

ミディアムボックスB

13-5/8"×11-7/8"×3-3/8"

34.60cm×30.16cm×8.57cm

$66.95

6~20lb

ラージボックスA

12"×12"×5-1/2"

30.48cm×30.48cm×13.97cm

$86.95

13~20lb

ラージボックスB

23-11/16"×11-3/4"×3"

60.16cm×29.84cm×7.62cm

$86.95

13~20lb

ヤマト運輸の国際宅急便(つめ放題パック)のサイズ

*送料

採算重量

60 size

3辺の長さの合計 ~23.6"

3辺の長さの合計 ~60cm

$47.36

3~4.4lb

80 size

3辺の長さの合計 ~31.5"

3辺の長さの合計 ~80cm

$73.67

9~11lb

100 size

3辺の長さの合計 ~39.4"

3辺の長さの合計 ~100cm

$99.98

18~22lb

120 size

3辺の長さの合計 ~47.2"

3辺の長さの合計 ~120cm

$126.30

27~33lb

140 size

3辺の長さの合計 ~55.1"

3辺の長さの合計 ~140cm

$142.08

32~44lb

160 size

3辺の長さの合計 ~63.0"

3辺の長さの合計 ~180cm

$163.13

39~55lb

*2017年6月現在の燃油特別付加運賃加算後の送料