管理人だより 久しぶりにカナダ史の続きを書きました。周辺のインディアンの様子についても書いたので、できれば本題の二番目の記事の前にお読みください。一気にたくさん書くと読む皆さんも大変なので、今月は現ケベック州にできたカナダ植民地の17世紀前半の歴史だけにしました。
ところで、北米各地の植民地の歴史を書くには、本国のイギリスやフランスの歴史に触れないわけにはいきません。あらためて勉強して気づいたのは、西欧諸国の歴史を知るには、まず中世ヨーロッパの毛織物業やオランダやベルギーのフランドル地方について学ばないといけないということでした。アメリカの開拓史を学ぶなら、インディアン戦争の歴史を知らないと何も分からないのと似ています。
そこで、半分は私のメモ書きのつもりで、ベネルクス三国中心の西欧史を中世半ばまで書いたので、ご興味があればお読みください。私にとってオランダは、学生時代に貴重な海外体験をした大好きな国にもかかわらず、地理も歴史もこれまでほとんど何も知らずに生きてきたことに我ながらあきれています。
e-レシピは、クリーミーなトマトスープ。今年のケンタッキーの春はこのままだと早そうですが、異常気象が頻発する今日この頃、皆さん油断なさらずにお過ごしください。
カレンダー
★3月4日(日)アカデミー賞 ★3月11日(日)サマータイム開始(早起きして時計を合わせましょう)
★3月17日(土)聖パトリックの日
★4月1日(日)
復活祭(イースター) ★4月2日(月)
NCAA大学男子バスケ選手権決勝
★4月5日(木)〜8日(日)
マスターズ・トーナメント…ゴルフ
★4月16日(月)
還付申告締切日(Tax
Day) ★4月25日(水)
秘書の日(Administrative
Professionals Day) ★4月29日(日)
昭和の日…日本 ★4月30日(月)
振替休日…日本
季節の話題
★害虫と殺虫剤・防虫剤
★害獣対策
★施肥(除草・除虫)と種まき
★芝刈り
★芝生の水撒き
★花を植える
★北米の花粉症
★北米の日焼け止め
★春はハナミズキ
★復活祭(イースター)
季節のe-レシピ ★聖パトリックの食卓は「コンビーフ&キャベツ」 ★桃の節句は餅入り抹茶ロールケーキ ★チキンソテーとポテトの蒸し煮ホワイトソース添え ★冬は日本茶と抹茶ケーキ ★くん製風味のベーコン巻き白身魚ソテー ★中西部生まれのアメリカ菓子レモンバー ★ハンドミキサーとオーブンで簡単チーズケーキ
17世紀:白人入植時代の北米北東部インディアンの暮らしぶり
狩猟採集・遊牧型から農耕・定住型まで部族ごと様々
まだ若いフランスの毛皮商人たちは干し肉とドライフルーツを固めた携帯食を携え、カバノキの樹皮製のカヌーに乗り、インディアンの案内で五大湖からウィニペグ湖と漕ぎ上って行きました。一艘で600枚のビーバーの毛皮を持ち帰ることができたそうです。モンタネー族もアルゴンキン族も、主に狩猟・採集を糧とする遊牧型のインディアンで、持ち運び可能な樹皮のテントで暮らしていました。ニューイングランドの部族は、トウモロコシ・インゲン・カボチャの「三姉妹」とジャガイモやタバコを栽培し、木柵で囲った集落内に保温性の高い恒久住居を建てて暮らしていました。全文を読む
インディアン国家イロコイ連邦との戦争が勃発
ニューフランスの父シャンプランのカナダ植民地建設
1640年代に入りイロコイ連邦はセントローレンス川沿いのヒューロン族の村を襲い始めます。フランス植民地との交易路を断ち、ヒューロン族の対仏交易の利権を奪おうとしました。フランス植民地は双方に休戦を呼びかけましたが、協議は決裂し戦闘が再開。フランス植民地もヒューロン族に加勢してイロコイ連邦に敵対しました。1649年3月にヒューロン族の本拠地で、イエズス会の伝道所もある2つの村が
1千人のイロコイ連邦戦士に焼打ちされて壊滅、仏人宣教師を含む約300人が殺されました。イロコイ連邦はオランダ植民地に貸与された400丁の銃とあり余る弾薬で武装していました。全文を読む
17世紀…スペイン・ポルトガルから蘭・英・仏に覇権国が代替わり
中世西欧経済を支えたオランダとフランドル(北ベルギー)
現在のオランダ中枢部は未開の泥炭地でしたが、移住した農民が堤防を築いて沼地を干拓し、12世紀にホラント(語源は「中空の土地」?)と呼ばれる農業地帯が誕生しました。ところが、ちょうどその頃から北海の海面上昇が始まり、120年で一度に数万人の犠牲者を出し地形を激変させるほどの破滅的な水害に5回も見舞われます。アムステルダムは1287年の大水害で北海と直接つながり、大型船の就航が可能になりました。14世紀には自治的な防災組織が発達し、干拓地の排水と灌漑のために風車の建設が促進されます。その風車の動力が転じて、ライン川上流からイカダで運ばれる木材の製材や、挽きうすによる穀類の製粉、食用油の製油、染料の生産などに使われ、ひいては造船業や繊維産業はじめ諸工業を発展させることになりました。全文を読む
普段の食卓は缶スープで間に合わせていますが、
たまには手をかけ美味しいクリーミー・トマトスープ
今回ご紹介するレシピは、その昔、満里の母親がよく作ってくれた思い出のクリーミーなトマトスープ。私たちが子供の頃は、日本ではまだ便利な缶スープが出回っていなませんでした。今はわが家の食卓にも大きな顔をして缶スープが登場してきますが、来客やお祝い事の時くらい、手作りのスープでおもてなししたいものです。野菜をバターで炒めミキサーにかけるので、少し手間がかかりますが、それだけに缶スープとは比較にならない愛情こもった味わいに仕上がります。全文を読む
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