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2018年11月15日 (第144号)

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クリスマスパーティーをロマンチックに演出するデザート

 暖炉の薪をかたどったラム風味のナツメグ・クッキー

 書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。


 今年5月にご紹介したブルーベリーケーキに続き、クローガーのフリーマガジンに地元の主婦から投稿されたレシピ…祖母から代々伝わるクリスマス用のクッキーをご紹介します。表紙に掲載された写真のクッキーが、北米の冬の暖炉にくべる薪のようで、ホリデーシーズンにふさわしいお菓子と思って採り上げました。投稿者ご本人は、フロスティング(焼き菓子にかけるクリーム状の糖衣)が白いので、雪をかぶった丸太を連想しているそうです。

 私が子供の頃は市販のお菓子にロクなものがなく、クッキー(ビスケット)のフロスティングも硬くて味のないものばかり、一昔前のケンタッキーのお菓子のフロスティングは気持ち悪くなるほど甘過ぎ、過去には悪い記憶しかなかったのですが、今回の自作のクッキーでフロスティングを見直しました。

 クッキー本体は、英語でライト・ゴールデンになるまで焼くとありましたが、さっくりといい具合に焼き上がりました。ラム酒が味と香りを引き立てるので、お酒が苦手な方も、ノンアルコールのラムフレーバーで味付けしてみてください。わが家の近所のスーパーでは、イミテーション・ラムの名で売られていました。

 オリジナル・レシピだと、小家族には多すぎる大量のクッキーができそうでしたから、今回の材料はちょうど半分にしました。それでも2.5cmI7.5cmのクッキーが15~16個もできます。こねるのに手間がかかるので、急なおもてなしで準備に忙しい時にはお勧めできません。むしろ、お子様を誘って手作りクッキーを楽しもうかしら?…といった感じの時に思い出していただきたいレシピです。


アメリカ生活・e-レシピ第97回「暖炉の薪をかたどったラム風味のナツメグ・クッキー

======== ≪ 材料 ≫ =========

【クッキー】

小麦粉 カップ1½杯+少々

ナツメグ 小さじ½杯

バター 1本 卵 ½

砂糖 カップ⅜

ラム/ラムフレーバー 小さじ1杯

バニラエッセンス 小さじ1杯

【フロスティング】

バター 大さじ1½杯

ラム/ラムフレーバー 小さじ½杯

バニラエッセンス 小さじ¼杯

粉砂糖 カップ1¼杯

生クリーム 大さじ1½杯

ナツメグ 適量

 =====================≪作り方≫=====================


オーブンを350℉(177℃)に予熱しておく。

@ 小麦粉1½カップ(米サイズ:250cc)と砂糖カップを計量しておく。

A 小麦粉1½カップをふるいにかけて、


B 中くらいのボウルに入れ、

C ナツメグ小さじ½杯を加える。


D 別の大きめのボウルに、少し柔らかくしたバター1本をバターナイフで切り入れ、

  (バターが硬ければ、電子レンジで溶かさないように加熱する…アメリカの電子レンジなら出力30%で30秒が目途)  

E 電動泡立機を弱めにセットして混ぜる。


F バターが柔らかくなったら、あらかじめ計量しておいた砂糖カップを3~4回に分けて加えながら、

G 電動泡立機で混ぜる。


H 卵を割って溶き

I 溶きほぐした卵の半量をボウルに加える。


J バニラエッセンス小さじ1杯を加え、

K さらにラム(またはラムフレーバー)小さじ1杯を加え、


L 電動泡立機でよく混ぜ合わせる。

M ヘラに持ち替えて、ボウルの中身をまとめるようにこねる。

 


N あらかじめCで用意しておいた小麦粉とナツメグを、3~4回に分けて加えながら、

O ヘラでしっかり混ぜ込む。生地の出来上がり。


P まな板(またはシート)の上に小麦粉少々を、ふるいで撒いておく。

Q 手で生地をしっかりこねてまとめる。


R 4等分し、それぞれを両手のひらで直径1インチ(2.5cm)程度の棒状に伸ばす。

S シートの上で転がし、形を整える。


㉑ 棒状の生地を、1本3インチ(7.5cm)程度に切り分ける。

オーブンの天板にパーチメントペーパーを敷いて、クッキーの生地を並べ、


㉓ 350℉(177℃)に予熱しておいたオーブンで、12~17分を目途に、

㉔ 表面が薄く金色に染まるまで焼く。


㉕ 焼き上がったら、ラックの上で冷ます。待つ間に、フロスティング(焼き菓子にかけるクリーム状の糖衣)作りを進める。

㉖ バター大さじ1½杯を細かく切り分けて、小さめのボウルに入れ、


㉗ バニラエッセンス小さじ¼杯を加え、

㉘ さらにラム(またはラムフレーバー)小さじ½杯を加え、

 


電動泡立機を強めにセットしてかき混ぜ、クリーム状にする。

  (バターが硬くて溶けない場合は、別の大きめのボウルに湯を張り、ボウルの底を直接湯につけずに、湯煎で少し温める)

クリーム状になったら、粉砂糖1¼カップのうち、まず¼カップを加えてかき混ぜる


㉛ 生クリーム大さじ1½杯を加えてかき混ぜ、

㉜ 残りの粉砂糖を少しずつ加え、

 


㉝ クリーム状になるまでかき混ぜる。フロスティングの出来上がり。

㉞ 冷ましたクッキーの上部と側面に、バターナイフでフロスティングをたっぷり塗る。

  (クッキーの両端をつまみ、別の指で軽く押さえると、側面にもしっかり固定する)

  (フロスティングが固まり、塗りにくくなったら湯煎で溶かす)


㉟ 塗り終えたら、フロスティングにフォークの背で樹皮のような模様をつける。

㊱ お好みの量のナツメグをふりかけて出来上がり。