アメリカの 「家事とお料理」・e-ガイド(印刷ページ

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和菓子を作る

★カステラはオーブンの火加減次第 ★洋風あん入り餅菓子 ★大福 ★饅頭 ★抹茶ケーキ ★スイートポテト

★水ようかん ★栗きんとん ★アンパン ★クロワッサンとミニドッグ


 アメリカ暮らしの最大の問題は、日本ほどおいしいものが食べられないことではありませんか?不平を言っても始まりませんから、皆さんも、和菓子作りに挑戦して、自ら生活環境を改善しましょう。


カステラはオーブンの火加減次第


 日本でガスオーブンを使っていた人にご注意です。一般的に電気オーブンの庫内温度は不安定ですから、日本でうまくできたレシピが、アメリカでそのまま通用するとは限りません。

 わが家のオーブンの場合、庫内の実際の温度がダイヤル設定温度まで上がるのに10分かかります。庫内温度は、加熱開始後、ダイヤル設定温度を越えてからも上がり続け、ピークで華氏25(約12℃)もオーバーしてしまいます。

 その後、庫内温度はゆっくり下がり、ダイヤル設定温度まで下がると、再び加熱サイクルに入り、華氏25(約12℃)の幅で上下を繰り返すことが分かりました。

 つまり、ダイヤル設定温度は、平均庫内温度ではなく、最低庫内温度だったのです。お菓子作りで、約12℃の違いといえば、時には致命的な問題になることがあります。

 私たちは、ケーキなど洋菓子を焼く場合に困ったことはないのですが、半和菓子のカステラだけは、思い通りにふくらまなくて失敗しました。和菓子の中には、より微妙な温度調整が必要なものがあるようです。失敗の原因は、カステラの材料をオーブンに入れた時の庫内温度が高すぎて、カステラがふくらみ始める前に表面が焼けてがっちり固まってしまったからだと推理しました。

 そこで、知り合いから伝え聞いたレシピを採用して、カステラを1分焼いた後にオーブンから一度取り出し、庫内温度を少し下げてから、あらためてじっくり焼くことにしました。さらに、材料も工夫しました。最初は、普通(All Purpose)の小麦粉を使ってみたが、やり直しでは、タンパク含有量の高い強力粉(Bread Flour)を使用して万全を期すことにしました。


お茶菓子


カステラ


e-レシピ くせのあるオーブンでも失敗しないレシピ

ご近所のアメリカ人にあげたら喜ばれるカステラ

 満里が(日本にいた頃の)昔なじみのレシピで久しぶりにカステラに挑戦したところ、オーブンでふっくらとふくらまなかったので、さあっ大変。オーブンが壊れたわけではなさそうですが、さてはオーブンが歳をとって温度調整が甘くなってきたのでしょうか?貸家やアパート住まいの皆さんも、家が変わればオーブンの「くせ」も違います。早くマイ・オーブンの「くせ」を見抜いておいしいお料理を作ってください。全文を読む(2009年2月)


洋風あん入り餅菓子


 もう一つオーブンで焼く和菓子。焼き上がりはカステラによく似た色合いですが、餅菓子です。

e-レシピ 簡単に手に入る身近な材料で、

お正月のデザートには洋風あん入り餅菓子

 お正月のデザートとして、身近な材料を使ってオーブンで作る洋風あん入り餅菓子をご紹介します。私も写真を撮るだけではなく、進んで満里のお手伝いをしました。カナダの日系人社会で伝えられていたレシピです。「中国風」と聞いていましたが、出来上がりはむしろカステラを連想させる色合いになりましたので、あらためて「洋風」の餅菓子としてご紹介させていただきます。全文を読む(2008年12月)


大福


 大福なら、電子レンジで手軽に作れます。

e-レシピ 味も上等、見かけも上等

お店で買う大福に負けない電子レンジ大福

 電子レンジで簡単に作れるお大福のレシピをご紹介します。はるばる日本から運んできたおコタに入って、暖まりながらお召し上がりください。途中、大福の皮の餅が熱く、やけどをしないように注意していただかなければなりませんが、短時間で簡単にできるレシピです。一家で作れば、お子様にお料理やお菓子作りの楽しみを教えるのにいい機会です。全文を読む(2009年1月)


饅頭


 もう一つオーブンで焼く和菓子。焼き上がりはカステラによく似た色合いですが、餅菓子です。

e-レシピ 日本では成人の日も過ぎましたね…

お餅に飽きたら、残りきな粉でスクエア饅頭

 すっかりお正月気分も抜け、もう皆様はお仕事や家事、勉学と、お忙しい日常生活に戻っておられることでしょうが、そうはいっても日本人の冬は「オコタで和菓子」…そこで、お正月の残りきな粉を使って作る和菓子のレシピをご紹介するします。 10分じっくりこねるのに少し力がいりますが、根気さえあれば難しくはありません。お饅頭は、冷えてからでもおいしく召し上がれます。全文を読む(2011年1月)


抹茶ケーキ


 作り方は洋菓子ですが、和菓子の仲間に入れてあげてください。

e-レシピ お正月のおとそ気分は、もう抜けましたか?

家に閉じこもりがちな冬は日本茶に抹茶ケーキ

 お正月はユーチューブで見つけた筝曲「春の海」や雅楽「越天楽」、フジフイルムのCM「お正月を写そう」をバックミュージックに流して日本のお正月気分を味わいました。家に閉じこもりがちな冬は、おいしい日本のお茶が恋しくなります。今回は、簡単に作れて日本茶にも合う抹茶ケーキのレシピです。抹茶の粉をお持ちでなかったら、お手数ですが、日本食材店かネットや通信販売で手に入れてください。全文を読む (2010年1月)


和製洋菓子「スイートポテト」


e-レシピ 焼きイモやふかしイモには日本産がベターですが…

米国産サツマイモで和製洋菓子「スイートポテト」

 日米のサツマイモ…外見はよく似ていますが、中身は色も食感も大違い。米国産は(ニンジンと同じく)カロチンが多くて色が赤く、デンプン少なめでホクホク感にかける食感です。焼イモやふかしイモには、やはり日本産がお勧め。米国産なら、バターをたっぷりつければおいしく召し上がれます。今回は、米国産のサツマイモで「スイートポテト」を作ってみました。明治20年に初めて売り出された和製洋菓子です。全文を読む(2011年8月)


夏のお茶菓子


水ようかん


 夏の和菓子といえば水ようかん。味は一流のお店の品と、さほど変わりません。

e-レシピ 「あん」と「寒天」は東洋食材店で買えます

意外に簡単にできるプロ顔負けの水ようかん

 水ようかんの季節ですが、北米の田舎では簡単に手に入りません。そこで、手作りのお勧め。ご近所に日本食材店がなくても、材料の「あん」や「寒天」は、東洋食材店で手に入りませんか?出来上がりに遜色はありませんでした。「何か特別なコツでもあるんじゃないの?」と不安がる奥様もおられましょうが、心配ご無用…きちんと手順を踏めば、結構簡単にできます。全文を読む(2011年6月)


おせち料理


栗きんとん


 ギフト通販で取り寄せたおせち料理では、きんとんの量が物足りないという方へ…

e-レシピ ゆでて皮をむくのが面倒なら、クリは甘煮のビン詰めで

 正月のおせち料理に黄金色の栗きんとん

 和食が世界遺産に決まったことでもあり、おせち料理に添える栗きんとんを手作りしてみましょう。日本のイモを使うときには、きんとんにくちなしの実で着色したりしますが、米国産のイモを使うと、そのままで鮮やかな黄金色のきんとんができます。今回はナマ栗を買ってきて栗の皮むきから始めましたが、たった7〜8個の栗の皮をむくのは面倒です。栗の甘煮のビン詰めを使い手間を省きましょう。全文を読む(2011年10月)


菓子パン


アンパン


 菓子パンも立派な和食文化です。

e-レシピ 激ヤス、激ウマ…でも、食べ過ぎには注意!!

市販のビスケット生地で手軽に作るアンパン 

 まるっきり「手抜き」と言われてもしかたないほど簡単なアンパン作り。缶詰を買ってきて、あんこを包んで焼けば、もう出来上がりです。お手軽レシピの基本は、正しい材料を使うこと。ブランドはピルズベリーのグランズ!、 種類はホームスタイル・バター味。これで、日本のアンパンにそっくりな味になります。ふんわり感も十分。ただし、イーストで作るアンパンに比べると密度が濃いので、見かけが小さいからといってパクパク食べると食べ過ぎてしまいますから、ご注意!!全文を読む(2009年9月)


クロワッサンとミニドッグ


e-レシピ アンコール…市販のドウで手軽に作る菓子パン・調理パン

今月はハムチーズ入りクロワッサンとミニドッグ

 先月はビスケット生地でしたが、今月はクロワッサン生地を買ってきて、ピルズベリーの缶詰で手軽に作る調理パン・菓子パンのアンコール編。 材料選びは、ミニドッグのソーセージがポイント。お値段は少し高めでも、奮発してお好みの味のソーセージを使ってください。ビーフでも、ターキーでもかまいません。私たちが買ってきたのは、ヒルシャーファームのビーフ・リトル・スモーキーズという燻製ソーセージです。全文を読む(2009年10月)