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西部ペンシルバニア
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ミズーリ州 ミズーリ州
ケンタッキー州 ケンタッキー州
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西部ペンシルバニア バージニア州 ノース・カロライナ州 バージニア州 バージニア州
ケンタッキー州 ケンタッキー州
テネシー州 ケンタッキー州 ケンタッキー州
ニューメキシコ州
アリゾナ州
ネバダ州 ニューメキシコ州
アリゾナ州
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オクラホマ州 オクラホマ州
アーカンソー州 アーカンソー州
サウス・カロライナ州 サウス・カロライナ州
サウス・カロライナ州 ジョージア州 サウス・カロライナ州
ジョージア州
アラバマ州 アラバマ州
ミシシッピー州 ミシシッピー州
ミシシッピー州 ルイジアナ州 ミシシッピー州
ジョージア州 ジョージア州
テキサス州 テキサス州
ルイジアナ州 ルイジアナ州
ミシシッピー州 ミシシッピー州
ルイジアナ州 ルイジアナ州
フロリダ州 フロリダ州
西海岸地方 西海岸地方

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サウスカロライナ州

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(灰色は計画中)

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「くるまとドライブ」のページ

Driving & Car-life

このページの目次

自動車の購入

★車の選び方 ★ディーラーとセールスマン ★必要書類と購入手続き ★ローンとリース ★帰国時の売却

整備点検と故障

★定期点検★故障・トラブル対策

運転免許証と交通違反

★北米の交通ルール ★国際免許証と現地免許 ★交通違反

ガソリンと燃費

★価格の推移 ★プレミアム(ハイオク)効果 ★節ガス対策

北米の道路網

★インターステート

交通事故と安全

★鹿の衝突事故


⇒印刷の手順 

自動車の購入 (08年1月記)

★車の選び方 ★ディーラーとセールスマン ★必要書類と購入手続き ★ローンとリース ★帰国時の売却


 大都会のことは知りませんが、特別セールでもなければ、ディーラーは日曜日お休みですから、平日お忙しい方は土曜日に頑張ってください。車選びには時間がかかりますから、朝から出かけた方がいいと思います。


★ 車の選び方

  日本から来たばかりの人が「スノータイヤを付けてもらえますか?」と聞くと、アメリカの車のセールスマンはキョトンとするでしょう。北米では、冬の雪が深いところでもタイヤは換えません。ましてや「新車」ならどこの国でも買い方は同じだろう…と油断していけません。日本の売り方が「イージー・オーダー」ならアメリカの売り方は「吊るし売り」です。土地が安いせいもあるでしょうが、広い敷地に新車がいっぱい展示してあって、

@

気に入った車があれば(ファイナンスや保険も済んでいたら)その日に乗って帰れます。

 なければ

A

入荷スケジュールを調べて、近いうちにご希望の車が届くようなら、予約金を払って押さえます。

 または、

B

州の周辺の他ディーラーの在庫の中から、ご希望に近い車を選びます。

(注)

ディーラーの社員が、自社の販売在庫の新車を運転して相手ディーラーに行って、お客様がほしい新車と交換してきますから、引渡し時には「新車なのに走行キロが数百マイル」ということもあります。

 中には、インターネットで綿密に調べ、これこれの装備がついたこの仕様の車がほしいと決めて来られる方がおられますが、これがとんだ間違いです。インターネットの上では、あらゆる装備を取捨選択して自分だけのに理想の車を作れるのですが、これはあくまでも仮想空間のお話…現実の世界では、メーカーがたくさん生産している最大公約数の好みの車の中から選ばなければならないのです。例えば、一点豪華でレザー・シートにしたくても、他にいっぱい立派な装備が付いた高い車になってしまいます。あるいは、スポーティーで気に入った車のスポイラーを外してくれといわれても困ります。

 アメリカでは「XX社製の○○に乗りたい」と、ディーラーに出向く前から車種(モデル)決定済みの方もおられますが、同一車種でも高価格車と低価格車では倍から値段が違うこともあります。いったい、車の値段は何で決まるのでしょう?

 結論をはしょって言うと、車の値段は、グレード(トヨタ・カムリの例:スタンダード/LE/SE/XLE/ハイブリッド)と、トランスミッション(マニュアル/オートマ)、エンジン(4シリンダー/V6/V8)、駆動方式(2WD/4WD)の組合せで決まります。分かりやすい例をご紹介しましょう。

(例)2008年トヨタ4ランナー(全てオートマ標準仕様車)のメーカー希望小売価格

SR 5 V6(4.0ℓ) V8(4.7ℓ)
2WD $28,700 $30,715
4WD $30,975 $32,990
Sport V6(4.0ℓ) V8(4.7ℓ)
2WD $31,010 $32,390
4WD $33,285 $34,665
Limited V6(4.0ℓ) V8(4.7ℓ)
2WD $35,385 $37,145
4WD $37,660 $39,420

 2WDと4WDの価格差が約2千ドル、V6エンジンとV8エンジンの価格差が約2千ドルです。最近は、トラクション・コントロールやスタビリティー・コントロールが付いた車も多いので雪道を運転するにも、必ずしも4WD車が必要というわけでもなくなってきました。V8エンジンは確かに強力ですが、アメリカ人並みにボートやキャンピングカーを引っ張るつもりでなければ、V6エンジンが物足りないなどということは絶対ありません。高いお買物ですから、不用な性能にお金をかけて後悔なさらぬよう慎重に考えてください。例に上げた4ランナーにはマニュアル車がありませんが、一般的にマニュアル車はオートマ車より千ドルくらい安いと見てよいでしょう。

 次にグレードについて考えてみましょう。例えば、皆さんがサンルーフ付きで皮革シート仕様の4ランナーを買いたいとします。オプションでサンルーフと皮革シートが付いたSR5を買うのと、標準仕様にサンルーフと皮革シートが含まれたLimitedを買うのとどちらがお徳でしょう?私なら、迷わずLimitedを選びます。普及車でも、高価なオプションがいっぱい付いていれば、上級グレードの標準仕様車と価格があまり変わりません。それに対して、いずれ中古車として売るときの価格は、グレードと年式や走行距離、車の状態が決め手で、個別の装備はほとんど考慮されません。買うときには若干節約できても、売るときにはもったいない思いをすることになります。


ディーラーとセールスマン

 全米共通ではないかもしれませんが、私たちが自動車ディーラーの2社を手伝って知った自動車販売の仕組み(裏話)をお教えしましょう。セールスマンのお給料は、ほぼ全額が歩合です。実際に売れた値段から、車の原価とディーラー管理コストを引いた差額の一定歩合が支給されます。お客様が採算ライン以下でないと買わないという場合には、上司の許可を得ないと売ることができません。そのような場合には1台売っても百ドルほどしかもらえませんが、月々の販売台数に応じてボーナスが出ますから、特に月末には、お客様を何とかその場で契約させようと必死で引き止めるのです。

 要するに、全てのお客様がメーカー希望小売価格で買ってくれれば、楽に高収入が望めるうまい商売なのです。ただ、アメリカ人のお客様も事情はある程度知っていますから、複数のディーラーに値段を聞いたり、時間をかけて値切ったり、売る方も買う方もたいへんな労力を費やすことになります。アメリカに来て間もない日本人はいい鴨にされてしまいます。とにかく延々と早口でまくしたてられたら、英語が得意な人でも、くたびれて訳が分からないうちに、セールスマンが売りたい車を、売りたい値段で買わされる破目に陥るのです。

 お客様が車を下りると、ショールーム前にたむろするセールスマンの中から(暗黙の順番や序列のようなものがあって)誰かが近づいて声をかけてきますが、実はその瞬間がキーポイント。歩合給の社会には秩序が必要です…皆さんの担当セールスマンは、一度決まったら余程のことがない限り変えてもらえません。1週間後に出直しても、同じセールスマンが対応します。最初の訪問で大方の運命は決定済みなのです。というのも、担当セールスマンが誰かで、ほしい車が安く手に入るかどうかが大きく変わってくるからです。ただし、能力の高いセールスマンに限って口達者で、上手に高く売りつけられてしまうところが、もう一つ難しいところです。

 企業の場合は、あらかじめディーラー側に企業専任のセールスマンを選ばせておいて、駐在員の皆さんの私用車購入も同じセールスマンに担当させるのがベストの方法と思います。セールスマンは、できれば口先だけでお客様を言いくるめようとしたがるものです。私用車の購入時にも必ず個々の車のデータ・シートを印刷し、皆さんに見せて説明するよう釘を刺しておけば少なくともあくどい売り方はできなくなります。

(注)

ケンタッキー州レキシントンでは、私たちが「グリーンズ・トヨタ・オブ・レキシントン」というディーラーで日本人の皆さんのお車のご購入を手伝っています。中古車もあります。詳しい情報は「e-くるま」のページをごらんください。

 さて、ディーラーにも、それぞれ個性があります。独立性が高く、メーカー側も思うように指導ができないのではないでしょうか…日本車のディーラーだからといって油断はできません。以前、悪徳ディーラーの詐欺商法について報道したテレビ番組を見たことがありますが、そこまでではなくても、中にはセールスマンに怪しい売り方を勧めているディーラーもあります。私たちが皆さんに気を付けていただきたいのは、

@

ディーラー在庫の大半はメーカー引渡しのままの状態で、ディーラーがオプションで特別なアクセサリーをつけるのはショールーム展示用のマニアックな車くらいですから、皆さんがお買いになる普通の車にはメーカー希望小売価格の値札だけが付いているはずです。ところが、一部のデイーラーは、このメーカー希望小売価格の上に「アピアランス・パッケージ(呼び名はマチマチ)」という$800〜900もするディーラー・オプションのアクセサリー(実は原価$20もしないビニールのピン・ストライプやドア・ガード)がついているとして、お客様の値引き交渉のスタート・ラインを「上げ底」します。ディーラーが車をメーカー希望小売価格で売っても、お客様は$800〜900も値引きしてもらったと勘違いする単純な仕掛けです。

A

値引き交渉も済み実売価格が決まったら、ほかにディーラー宛に支払うのは、税金と登録料以外にないはずです。ケンタッキー州の場合は、税金が新車ならメーカー希望小売価格の5.4%、中古車なら実売価格の6%と定められていますが、登録料はディーラーによって違います。実は、登録料(License Fee)とは呼んでいても、州やカウンティーの役所に支払う手数料は数十ドルで、大半はディーラーの事務手数料です。大都会では、この種の手数料も高いだろうと思いますが、レキシントン周辺で$500近く取るようなディーラーは要注意…一般的に、良心的なディーラーほど、登録料も安く設定しているように思われます。セールスマンは、登録料が高いことがばれないように、なるべく税金と登録料を合算で説明しようとします。

B

悪徳ディーラーに限らず、契約書に署名する段階で、保障期間の延長特約やシートの汚れを防止する薬品の塗布などを勧められることがありますが、雰囲気に呑まれてOKすると、総額で結局高い買物になってしまいますから気をつけてください。家電製品を買うときなどは、実際にこわれることも多いので保障期間の延長も必要かもしれませんが、駐在期間が終われば車を売って帰国なさる皆さんの場合は、所定の保障期間(トヨタの場合、3年または36千マイル、駆動部に限り5年または6万マイル)で十分ではありませんか?

C

リースやローンの契約をするときに、金利を上乗せしてディーラーが取るケースもあります。自動車メーカーのファイナンス・カンパニーで借りる場合には安心ですが、一般金融機関の場合にはお客様には原価(銀行の金利)が分かりませんから、信用できないディーラー経由でファイナンスするのは避けた方がよろしいと思います。


★ 必要な書類と購入手続き

 ケンタッキー州レキシントンで私たちが手伝っているディーラーでは、ソーシャル・セキュリティー・ナンバーがなくても、ケンタッキー州の運転免許証がなくても(国際免許証があれば)車は買えます。でも、州が違えば事情は違いますし、何よりもディーラーのセールスマンが(マネージャーでも)外国人相手の車の売り方を知っているわけではありませんから、しっかり調べずに「売れないよ」と断られる可能性も大いにあります。

 現金(または小切手)で購入なさるなら、運転免許証のほかに必要な書類は自動車保険がかかっている旨の証明だけです。買い替えの場合や2台目の私用車を購入する場合=言い換えると、自動車保険の既契約者は、法律で保険代理店に事後報告すればよいことになっていますから不用です。初めての車を買う方は、車を決めたら、保険代理店に車両番号(VIN Number=Vehicle Identification Number)を連絡して保険の手続きをしてもらいましょう。仮の保険証(カード)を、ファックスで送ってくれます。ディーラー宛に直接送ってもらうときには、セールスマンの名前をしっかり書くようにお願いしましょう。他州の話ですが、あるホームページに、国際免許証で事故を起こした場合には補償してもらえないと書いてありましたが、少なくとも日系保険代理店が国際免許証を承知で受託した場合には問題ないでしょう(一部の会社に確認しました)。ただ、私たちは保険の専門家ではありませんし、私たちが知らない間に法や運用が変わらないとは言い切れませんから、保険の話は必ず保険代理店に納得いくまで確認してください。自動車保険とその他の損害保険の概要は「マネーと保険」のページで説明しています。

Certificate of Title(権利証)

Certificate of Registration(登録証)

 意外に大事なのがお金の払い方。まだ、アメリカにお金が届いていないから日本のクレジット・カードを利用したい?事情は分かりますが、絶対におやめください。カードでお支払いのお客様には、ディーラーは、たいてい3%くらいの手数料をチャージします。「えーっ、なぜ?」…ご存知でないかもしれませんが、お客様がカードで支払うと、お店にはカード会社が一定料率天引きした金額が振り込まれるのです。大金の支払いにはアメリカ人も小切手を使いますから、皆さんがカードで支払ったら、ディーラーは大損します。仕方ありませんよね。

 大きなお金は日本から送金するのが一番ですが、どうしても手に持って来たい方には、現金ではなくドルのトラベラーズ・チェック(旅行者小切手)に換えて持って来るようお勧めします。盗まれたり落としたりしても再発行してもらえるので安全なのも理由ですが、そもそも円からドルへの交換レート…実は銀行の手数料が含まれているのですが、現金なら1ドル3円のところ、トラベラーズ・チェックなら1ドル1円ですから、大きな違いです。アメリカのお店で買い物に使ったり、銀行で現金に換えるのに、普通、手数料はかかりません。

 購入時には、多数の書類にサインさせられますが、お名前やご住所、金額などは、きちんと確認しておかないと、後でトラブルになるかもしれません。パソコンで印刷するはずですから、一度チェックしたら大丈夫です。主な書類は、ファイナンスがなければ、購入契約書、車両登録の申請書、ディーラーに申請を代行してもらう委任状、購入時の走行距離確認書、お客様が取引をよく理解したか総合的に確認する書類くらいでしょう。

 (以下はケンタッキー州ベースの話です…他州でも同様と思いますが)購入時には、ナンバー・プレート(License Plate)は仮の紙製です。2週間もすると本物が登録証(Certificate of Registrationと一緒に送られてきますから、プレートは自分でねじ回しで取り付けて、登録証のカードは家で保管しコピーを車内のダッシュボードに入れておくのがよいでしょう。仮プレートの有効期限は1ヶ月ですから、それまでに届かなければデイーラーに新しい仮プレートを発行してもらう必要があります。

 登録証は、毎年、誕生月に合わせて納税するごとに更新されます。プレートは、原則交換されませんが、プレートの右下の隅に張る誕生月の数字の入ったステッカーの色が変わるので、ほったらかしにして運転していると警察に捕るおそれがあります。ナンバー・プレートとは、別の便でタイトル(Certificate of Title=権利証)という証書が送られてきますが、これは車の所有権を示す書類で、車を売るときに必要になりますから大事に保管しておきましょう。


★ ナンバー・プレート

イリノイ州の特殊プレート

 購入時に特に指定しなければ各州標準のナンバー・プレートが送られてきますが、少額の寄付をするだけで様々な図柄を選ぶこともできます。以下は、ケンタッキー州の例です。

再編集作業完了まで、「e-ニュース」第11号(07年5月)の次の記事をご参照ください。

車のナンバー・プレートにこだわりのある皆さん…

 来年から自然シリーズの絵柄が変わります

 他人と違うナンバー・プレートを付けたくありませんか?車のナンバー・プレートは、正しくはライセンス・ナンバーと呼ばれ、車両の免許を示すものです。(ケンタッキーでは)一般のナンバー・プレートの場合、初回受領時に21ドル、毎年、免許更新の際にも21ドル支払うことになっています。街で色々な絵柄のナンバー・プレートを見かけますが、皆さんも小額の追加料金を払えば、好きな絵柄を選んでご自分の車に付けることができます。全文を読む


★ 新車と中古車 どっちが有利

 「中古車は高いですよ」としきりに言っても信用していただけず、ディーラーで値札を見てびっくりなさる方が後を絶ちません。次の表をごらんください。新車や中古車の市場価格を調べる「kbb.com」というホームページを参照して作った資料です。車はトヨタ・カムリLE4シリンダー、地域はケンタッキー州レキシントンとの想定です。今は2007年12月ですが、例年、新モデルの切り替えは8〜9月ですから、'08年モデルが出て約3ヶ月経ったところです。表にはあっても、'07年モデルの在庫は実際にはもう残っていないと思います。

 新車の「販売価格」はメーカー希望小売価格(MSRP=Manufacturer's Suggested Retail Price)で、中古車の「販売価格」もディーラーが最初につける値段ですから、表の「販売価格」より普通は千ドルくらい値切れると見ていいでしょう。中古車の状態は、ディーラーが売るケースでは4段階の「最高(Excellent)」、皆さんがディーラーに下取りに出す場合は、少し余裕を見て、上から2番目の「良(Good)」にしてみました。というのも、帰国のために売り切ってしまう場合には、下取りの値段より多少は不利になるかもしれないからです。

 さて、まず昨年度のモデルといえば、日本では「新古車」と呼ばれるお買い得車ですが、新モデルとたったの$100しか差がありません。実勢売買価格は、'08が$20,886で'07が$20,403ですが、それでも$500も違わないのです。

 中古車の走行距離には、リースの計算によく使われる年間12千マイル(2万km弱)を当てはめてみました。12千マイル走った車が売値で$700の差です。値切っても、せいぜい$1500程度の差しか付かないでしょう。3年前(6万km)のモデルが8割、5年前(10万km)のモデルに6割強の値段が付くのですから、日本人的感覚では買えないのではありませんか?反対に、売るときは最高です。3年で帰国したら購入価格の6割近く、5年でも4割以上が回収できますから、物入りな帰国後の生活に思いがけない助けになります(新車の購入時に払う税金と車両登録費用約$1500は計算外)。

 

'08新車

'07新車

'07中古車

'05中古車

'03中古車

走行距離

未走行

未走行

12千マイル

36千マイル

60千マイル

販売価格

$21,735

$21,635

$21,025

$17,315

$13,455

下取価格

NA

NA

$17,295

$12,775

$9,290

 これは、飽くまでも日本車の価格表で、アメ車の価格は日本の中古車並みに年々減価していきますから誤解なさらないでください。アメ車は一昔前に比べれば多少改善してきているようですが、5万マイルを超えるとあちこち故障してくるようですから慎重に検討してください。日本車なら最低でも3〜5万マイルくらい走った車でないと価格的に納得がいかないでしょう。中古車になさるなら、赴任期間中にどのくらい運転しそうか予測して、ちょうど乗りつぶして帰国するくらいのおつもりで買われてはいかがでしょう。

 とはいえ、皆さん、それぞれに事情が違いますから、中古車を買った方がよい場合もあります。実際、私たちは娘が大学に通学するようになったときに、知り合いのセールスマンからわざわざ中古車を買うように勧められました。大学の駐車場にピカピカの新車を置いておくと、いたずらをされる確率が高くなるのだそうです。このような場合には、メーカー認証中古車(Certified Used Car)を購入するいいかもしれません。

 個々の車の事故記録は(警察に通報されたものなら)全て公開資料として入手できますから、信用できるディーラー経由で買う中古車が事故車である可能性はまずないと思ってよいでしょうが、それでも前オーナーのメンテ次第で、中古車には当たり外れが生じます。メーカー認証中古車というのは、ディーラーが所定の他項目のチェックをした上でメーカーが追加期間(トヨタの場合は駆動部に限り、新車時から6年または10万マイル)を保証するものです。


★ ローンとリース

 借金嫌いの日本人には、ローンで「お金を借りる」のは絶対いやだが、リースは「車を借りる」だけだからかまわないとおっしゃる方がおられます。でも、レンタカーの契約と同様と思って気楽にリース契約をすると、後で損をしたり面倒なことに巻き込まれるかもしれませんから気をつけてください。リースの場合、車は確かに借りるのですが、契約期間中は、自分で車を買う場合と全く同様で、自分で自動車保険をかけ、自分で車両税を払い、自分の責任で車の整備・点検を行い、中途解約なしに最後までリース料を払う義務があるのです。車両の返還時に損傷が見つかったり、契約で定められた年間走行距離(通常1万2千マイル)を超えていると、1マイル10〜20セントの罰金を払わなければなりません。

ローンとリースの仕組み

利息などの要素を省き単純化した図です。

 ローンは、むしろリースより自由です。帰国時にローンが残っていても、車の売却代金で残額を返済すればいいのです。分かりやすく2つを比較説明すると、

(典型的な自動車ローンの例)

 借入期間5年、自己資金は10%で、90%をローンで借りるとしましょう。トヨタやホンダなど中古車市場で人気が高い車を買い、年に1万2千マイル(2万km弱)のペースで運転しながらローン返済を続けると、3年後には、車の売却代金がローンの残高を上回ります。帰国売却時におつりがくるわけです。

(典型的な自動車リースの例)

 リース期間3年、頭金10%でリースするとしましょう。リースは契約期間が満了して皆さんが車を返したら金融機関は中古車として市場で売却できますから、「借金」は3年後の予想残存価格(Estimated Residual Value)を差し引いた金額にしかなりません。特に、トヨタやホンダなど中古車市場で人気が高い車のリース料は安く、レクサスやアキュラなど高級ブランドなら、さらに割安です。でも、3年後には、新しい車に乗り換えるか、リースしていた車を買い取るかしなければいけません。3年以内に帰国することになったら一大事…満期までのリース料を一括で払った上で、車を返さなければなりません。お知り合いに再リースするなり何なり、金融機関と話し合えば特別な救済策が見つかるかもしれませんが、いずれにしても難しい状況になってしまいます。帰国の日程がはっきりしない多くの駐在員の皆さんにはお勧めできません。

 もっとも、以前から現地の運転免許証もクレジット・ヒストリーもないアメリカに赴任したての駐在員にローンやリースを実行してくれる金融機関は少なかったのですが、2001年の同時多発テロ事件以降は一層難しくなってしまいました。ディーラーに無理を言えば、多くの場合、メーカーの系列金融機関でファイナンスしてもらえると思いますが、信用のない人相手の高い金利が適用されるでしょうから、しっかり条件を確認してください。クレジット・ヒストリーが認められてお金が借りられるようになるには、クレジット・カードを使い始めて1年くらいかかります。


★ 帰国時の売却

 帰国が決まったら、まずディーラーに行って、いくらで車を引き取ってくれるか買値の見積もりを出させたらよいと思います。ただし、アメリカ人がディーラーに車を売る場合は「下取り(Trade-In )」のケースに決まっていますから、皆さんの場合は日本に帰るので「処分(Sellout)」するのだと、しつこいくらい念を押すように努めてください。下取りの場合は、どのディーラーでも新しい車を売りたい一心でお客様が喜ぶ買値を出します。売り切る場合の見積もりとは、だいぶ違います。

 皆さんが満足なさる買値が出れば、そのディーラーと打ち合わせておいて、帰国直前に車を持ち込んで売却するのが一番簡単な売却方法です。もっとも、何かトラブルが起きると後で面倒ですから、よほど気心が知れたディーラーでなければ帰国ぎりぎりの手続きは避けた方が無難です。週末はディーラーの経理が休んでいますから、週末に車を売る約束なら、あらかじめ小切手を切って、預かっておいてもらわなければなりません。

 さて、売却時には、車とキーのほかに、購入時に郵送されてきたタイトル(Certificate of Title)という証書が必要です。紛失していたら、州政府に再発行してもらう必要があります。郵送で依頼したら1週間かかりますから、そのあたりも前もってしっかり確認しておきましょう。

 お知り合いに買ってもらうなら、ディーラー見積もりの1〜2千ドル増しのお値段が妥当でしょう。インターネットの自動車売買情報サイトには中古車のディーラー販売/買取価格だけではなく個人間売買の参考価格も出ていますが、何といってもディーラーの見積もりが一番確かな数字です。

 (全米共通とは確認していませんが)売却手続きは、買い手か売り手のカウンティーの事務所(County Clerk Office)で行います。出生届や婚姻届、死亡届などを出す役所です。タイトルの譲渡の裏書(署名)をして、買い手が取得税と小額の手数料を払い、売り手も小額の手数料を払い完了です。売る予定の車を運転して出かけたら、帰りは乗って帰る車がありませんから誰かの助けが必要ですよ。私も1回経験しただけでよく覚えてはいないのですが、保険関係の資料くらいは持っていった方が安心かもしれませんね。

 新聞広告を使って売る方法もあります。広告を出すやいなや購入希望者から早速電話がかかってきます。車の仕様を詳しく聞いた上で「ソーリー」というケースもありますが、気に入った人たちが試乗しにお宅までやって来ます(したがって、女性の一人住まいの方には安全上お勧めできません)。最後に必ず値切られますから、あらかじめ折り合う金額を決めておいてください。


⇒印刷の手順 

整備点検と故障 (08年1月記)

★定期点検(スケジュール/オイル交換/タイヤ・ローテーション)

★故障やトラブル対策(ロードサイド・サービス/パンク/バッテリー切れ/常備品)


★ 定期点検

 

エンジンの構造

@吸入A圧縮B爆発C排気

---------------≪スケジュール≫---------------

 アメリカに車検制度はありません。自動車の整備点検は自己責任…ただし、必要な整備点検を怠ると車が痛んで具合が悪くなり、故障などのトラブルが続いたり売却の際に買い叩かれたりしますから、愛車に心をこめてしっかり管理してください。

 お車の購入時に、メーカーお勧めの整備点検スケジュール表を受け取っておられると思います。どのメーカーの車も同じかどうか分かりませんが、私が今まで乗ってきた車のスケジュール表は共通で次の通りです。

 一般のドライバーの場合は、7千5百マイル(または6ヶ月以内)毎に、オイル交換とタイヤ・ローテーションおよび簡単な点検が必要です。ただし、舗装されていない道路やほこりの多い道路を運転する人、トレーラーやキャンピング・カーなどを牽引する人、氷点下で5マイル以内の運転を繰り返す人は、5千マイル(または4ヶ月以内)毎がお勧めです。どちらの場合も、1万5千マイル(または1年)毎に所定のまとまった整備が必要です。

---------------≪オイル交換≫---------------

 自動車のメカに暗い方にご説明しますが、まずエンジンオイル…エンジンの中ではピストンが高速で上下しています(右図)。エンジン・オイルは、エンジン・ルームとピストンの潤滑油で、油膜により金属の摩擦や磨耗を減らすほか、密封、冷却、清浄、防錆の効果でエンジンを守っているのです。長距離を走っている間に、徐々に金属片や水、燃えカスなどがたまったり添加剤が酸化したりして働かなくなったりで、定期的に新しいオイルに交換しなければなりません。昔は、一度もオイル交換をせずに社用車を何万マイルも乗り回し、最後にエンジンを焼き付かせて壊した大物駐在員もいたそうです。

---------------≪タイヤ・ローテーション≫---------------

 次にタイヤ…タイヤは前後左右はめる位置によってすり減り方が違いますから、接地面にひずみが出てきます。そこで、四輪がなるべく均一にすり減るよう時々配置換え…これがタイヤ・ローテーションで、安全な状態でタイヤを長持ちさせる秘訣です。一緒に空気圧も見てもらいましょう。ローテーションや空気圧の調整を怠ると、燃費にもよくないと言われています。タイヤの空気圧は、気温が下がると空気の収縮により低下しますから、秋から冬にかけてチェックした方がいいかもしれません。

 整備点検の料金は、同じメーカーのディーラーなら同一料金とお思いかもしれませんが、そんなことはありません。サービスごとの料金表が公開されていないので簡単に比較できないのですが、私たちが住むケンタッキー州レキシントンの場合、片方のディーラーの整備工場の方がいつも混んでいます。消費者は、よく見ているのですね。整備点検は、いつも車を購入したディーラーにもっていく義務はないわけです。


★ 故障やトラブル対策

---------------≪ロードサイド・サービス≫---------------

 路上で車が故障したり、何かトラブルが起きたりして困ったら、AAA(American