ノーザンミシガン−上半島・e-ガイド (印刷ページ)

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ヘミングウェーが愛した小トラバース湾

★ チャールボイ ★ ボーインシティ ★ぺトスキー


 スリーピングベア砂丘とマキノー島の中間で、見逃している方もおられるかもしれませんが、チャールボイ湖と小トラバース湾の周辺は、なかなか由緒のあるリゾート地です。

=== ≪チャールボイ≫ ===

Charlevoix

Chicago Club

 チャールボイ()は英語式発音ですが、1720年にミシガン湖東岸を旅したフランス人のシャールボア神父のお名前です。

 1880年代に、シカゴ大学の先生方がサマーハウスの会員制クラブを作ったのが先駆けで、ホテルが建ち鉄道が通り、20世紀を迎える頃には全米でも評判ののリゾート地になっていました。

 お勧めは遊覧船キーウィノースター号。跳ね上げ橋を抜けて、たっぷり2時間のミシガン湖灯台めぐりです。サンセット・クルーズもあります。リンゴ祭は毎年10月()。

=== ≪ビーバー島≫ ===

 船といえば、ビーバー島行きのフェリーがチャールボイから出ています。ビーバー島までは片道32マイル(約50q)で2時間。夏の週末には日に4便出ていますから、日帰りできないこともありません。

 ビーバー島では今もスポーツハンティングが盛んですが、その昔は、最高級毛皮素材として乱獲されたビーバーが数多く棲んでいたに違いありません。

  「アメリカのエメラルド島」という愛称があるのは、島の形が宝石に似ているからだけではなく、大多数の住民が、グリーンが国民色のアイルランド人の血を引いているからです。

Boyne City

=== ≪ボーインシティ≫ ===

Morel Mushroom

  チャールボイ湖の奥まった場所にあるボーインシティ()は、フランス料理の食材アミガサダケの産地で、毎年5月にはキノコ祭)が行われます。キノコ狩りを楽しむのは結構ですが、アミガサダケはナマで食べると中毒するそうですから気をつけてください。

 ボーインマウンテンスキー場(⇒ゲレンデマップ)は標高差500フィート(152m)で、10リフト、60トレイル。ノーザンミシガン最大の屋内ウォーターパーク「アバランチベイ」では、人口波でサーフィンもできます。

 === ≪小トラバース湾とぺトスキー≫ ===

 シカゴ郊外で生まれたヘミングウェーは、子供の頃、毎年のようにぺトスキーに来て、近隣のワルーン湖で夏を過ごしました。ヘミングウェーの短編集の主人公「ニック・アダムズ」は本人がモデルで、小説中にぺトスキーの周辺各所が登場します。

 動画通りのかわらしい町で、e-マップには掲載しませんでしたが、アトラクションも盛りだくさんです。海の遊び、川の遊びのほかに、空の遊び。スカイダイビング熱気球にもチャレンジできます。

 ボーインハイランズのスキー場(⇒ゲレンデマップ)は標高差552フィート(168m)で、8リフト、55トレイル。ナブズナブスキー場(⇒ゲレンデマップ)は標高差427フィート(130m)で、9リフト、53トレイル。