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2007年7月15日(第13号)

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「マノワー 環状線にロータリー交差点」計画に抗議続出

安全運転注意事項集…特にレキシントンの場合

 先月、マノワー(Man o' War)環状線の混雑解消計画第一次案が発表されましたが、6年前にウェリントン地区で初めて導入され未だに事故が多発しているロータリー交差点を3つも設けるというので、市民から抗議の電話が殺到したそうです。

 マノワー環状線は1988年に完成したのだそうですが、交通量は年々増加の一途。今ではニコラスビル通とI-75を結ぶ約9マイルの間だけでも21の信号ができて、朝夕の通勤ラッシュ時には渋滞するようになってきました。交通事故も増えています。そこで、レキシントン市がコンサルティング会社にマノワー環状線の改造計画を作るよう依頼したところ、次のような案が提出されました。

  1. ニコラスビル通を高架にして、マノワー環状線と立体交差させる。

  2. リッチモンド通とI-75の間を、現在の4車線から6車線に拡張する。

  3. テーツクリーク通東方の3つの交差点を、2車線のロータリー交差点に改造する。

 ロータリー交差点は、英語ではラウンドアバウト(=回り道/メリーゴーラウンド)と呼ばれることが多いようです。イギリスや旧英領諸国、一部のヨーロッパ諸国で普及している信号のない交差点ですが、アメリカでは、小さな町の中心で、市庁舎や広場を囲むように設けられている以外には滅多に見かけません。

 立体交差や車線増には賛成ですが、ロータリー交差点の導入は私も危険だと思います。2車線のロータリー交差点では、内回りの車線から外の道に出ようとしても、外回りの車に突っ込んでこられる危険がありますから、私は内回りの車線にはなるべく入らないように心がけています。特に、最近は、携帯電話で話に夢中のドライバーがいっぱいいます。ご自分の身はご自分で守るよう心がけましょう。

 実際、レキシントンには他の都市には見られない特有で暗黙の「運転ルール」があるように感じられます。この町では、譲り合いの精神がしばしば過剰に現われます。車線が合流する地点では、あらかじめ何百メートルも先から、ほとんどの車が合流先の車線に並び、合流車線はガラガラ…合流車線をスイスイ走って、合流地点ギリギリで入れてもらおうとしたら、合流先の車に意地悪されて困ったなんてことがよくあります。

 交通渋滞の道を横切るときに、親切な人が車を止めて道を空けてくれることがあります(自分の後ろの車を何台も止めている自覚はないようです)。車線が2つ以上あるときは、もう1本の車線を車が疾走してくることもありますから、よく見て横断しましょう。とにかく、譲り過ぎの人たちと我先!! の人たちが混在しているところに問題を感じます。

 色々な性格の人がいるから気を付けなければいけないとしても、同一人物が、交差点の発進は青に変わってももたもたしているかといえば、赤信号に変わってからでも交差点に強引に入っていくのは、なぜでしょう。アクセルを踏むのも、ブレーキを踏むのも、ゆっくりめの人が多いのでしょうか?とにかく、赤信号で進入してくる車が多いので油断しないでください。街中でも時速100kmの世界ですから、横から衝突されると命にかかわります。こちらも急発進を避け、よく確認してからアクセルを踏み込みましょう。

 年末には、普段外出しないご老人夫婦が繁華街にXマス・ギフトの買物に出ます。お年寄りのドライバーは、ニューサークルに乗る車線で、うまく合流できずに急停止してしまうケースがあります。後ろの車を運転するドライバーが、高速車線の車の流れだけに気を取られていると、追突してしまいます。

 それから、レキシントンには限らず一般的な話ですが、アメリカでは歩行者が赤信号を横断するなどの明らかな過失があった場合には、歩行者が死亡してもドライバーの責任は問われません。大都会のダウンタウンに出かけたりすると、信号無視で横断するのもごく普通ですが、究極の「自己責任」ですから念のため。

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