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2007年9月15日(第15号)

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知ってました?…大阪の世界陸上で短距離の三冠王

 タイソン・ゲイはレキシントンのラフィエット高出身

 この夏(8/25〜9/2)、大阪で世界陸上選手権が開かれましたが、大会の立役者となったのは、短距離の三冠(=100m走+200m走+400mリレー)を取ったアメリカのタイソン・ゲイ(Tyson Gay)選手。この人がレキシントンの出身だってご存知でしたか?1982年生まれの25歳。ゲイ選手が通っていた市立ラフィエット(Lafayette)高校は陸上競技は苦手のようで、当時は州の高校リーグの中で最下位の3Aリーグ所属校でしたから、「トンビの中のタカ」状態だったのではないでしょうか。それでも、ゲイ選手が4年生のときに出した100m10秒46は、州インターハイ(state-meet)の大会記録として未だに残っています。

 その後、カンザス州のコミュニティー・カレッジを経て、アーカンソー大学(University of Arkansas)に進んだゲイ選手は、2004年6月にNCAA(全米大学体育連盟)の100m走に10秒06で優勝しました。2005年には、200m走に重点を移し6月には19秒93の自己ベストを出しますが、チームメートのひとりに遅れを取ります。8月にフィンランドで開かれた世界陸上の200m走では、アメリカ・チームは一国の選手が1位から4位を独占するという前例のない快挙を果たしましたが、ゲイ選手は4位…「世界で4位でも、国内で4位ではオリンピックに出られない」と奮起します。

 2006年は100mでも200mでも大躍進。年末には、両種目で世界2位、歴代世界4位にランクされるところまで来ましたが、それでも世界チャンピオンという点では無冠…悔しい思いで迎えた2007年はすべり出しから好調。大阪の世界陸上では100m走で苦手のスタートを克服して世界記録保持者のアサファ・パウェル(ジャマイカ)を破り、続く勢いで一挙に三冠を取ってしまいました。一大会で100m走、200m走、4X100mリレーの短距離三冠を取ったのは、カール・ルイス(1984年ロスアンゼルス大会)、モーリス・グリーン(1999年セビリア大会)に続いて3人目です。

(注)カール・ルイスは1983年ヘルシンキ大会と1987年ローマ大会で100m走、走り幅跳び、4X100mリレーの三冠、マイケル・ジョンソンは1995年エーテボリ大会で200m走、400m走、4X400mリレーの三冠を取っています。女性では、大阪大会のアリソン・フェリックス(ロスアンゼルス)と1983年ヘルシンキ大会のマリタ・コッホ(東独)が200m走、4X100mリレー、4X400mリレーの三冠を取っているそうです。

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