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アメリカ生活・e-ニュース

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2009年4月15日(第34号)

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ビデオ(動画)で勉強 第4回

 小切手の切り方とATM(現金引出し)の使い方

 31号で屋内機器の修理(ディスポーザーの故障、ボイラーの故障)、32号で車の修理(バッテリー切れ/ガレージドアの故障)、33号で庭仕事(芝の種まき)と、読んだだけでは今ひとつ納得できないアメリカ生活のノウハウをユーチューブの動画を借りてご説明してきましたが、今回はマネー編…アメリカ人が小切手を切っているところとATMで現金を引き出しているところを動画でごらんください。

小切手を切る

 小切手記入上の注意

@小切手をお買い物で使う際には運転免許証など身分証明書の提示を求められるのが普通です。受取人欄に「Bearer」と書くと、持参人払といって誰でも銀行で換金できる小切手にすることができますが、紛失したりすると危険ですから、必ず受取人欄には相手の名前を書き入れましょう。逆に、小切手の裏面に「For Deposit Only」と記入すると、銀行は自行に口座を持っているお客様以外には支払えなくなりますから安心です。

A日付はあまり重要でないようですが、先日付(将来の日付)の小切手は日付の前でも原則有効、発行後半年以上経過した小切手は原則無効ですから注意しましょう。

B金額には数字と英字の2つの欄がありますが、両欄の内容が異なる場合には英字表記の方が有効とされますからこれも気を付けましょう。後から誰も金額を改変することができないように、英字は左詰めで書き、セントは、たとえば15セントならば “and 15/100”と記入して右側に横線を引いてスペースを埋める習慣です。

C小切手を渡した相手が、紛失や盗難を理由に再発行を依頼してきたらどうなさいますか?相手が信用できる人で金額も小さければ、あまり気にせずに再発行してあげても実害はないでしょう。でも相手がだます気ならば2度入金することも簡単にできるわけですから、こんな場合には銀行にストップ・ペイメント(支払停止)を依頼してから再発行する手順を踏みます。ストップ・ペイメントには手数料がかかりますから、相手に払わせるのが筋でしょう。

D経路番号(Routing No.)はアメリカの銀行を特定する番号で、あまり知られていませんが、日本から電信送金する場合に重要な項目です。口座番号や小切手番号とともに小切手の下の部分に光学読取用の字体であらかじめ印刷されています。小切手受取人の銀行が入金処理する際に余白に金額も印字され、後は、原則、コンピューターで自動処理されます。

ATMで現金引き出し

代表的なATM

操作手順の一例(機種やソフトによって画面も操作手順も異なります)

@最初の画面は「Welcome(いらっしゃいませ)」。カードを入れるイラストが示す通り、まず挿入口にカードを入れます。

A画面が変わって、テンキー(1〜0のプッシュボタン)で数字を入力するイラストが表示されます。中央に「After PIN Number Entered」、左寄りに「<…Press Here」という文章、これは「暗証番号を入れてから、矢印の位置にあるボタンを押してください」という意味です。そういえば、あまり矢印らしくは見えませんが「<…」の先に操作ボタンがたてに4つ並んでいます。そこで、皆さんの4桁の暗証番号をテンキーから入力し、一番上の操作ボタンを押します。

B3番目の画面には操作ボタンを選んで押すイラストが示されて、お客様の目的を聞いてきます。上から「<…Fast Cash」「<…Deposit」「<…Withdrawal」「<…Other」と4つの選択肢が表示されます。当座預金から40ドル(定額)引き出すなら一番上のボタンを押して完了ですが、その他の場合は上から3番目のボタンを押し、操作を続けます。

C4番目の画面からイラストは表示されなくなります。現金を引出す口座はどれか聞いてきますから、当座預金なら「<…From Checking」、貯蓄預金なら「<…From Savings」のボタンを押してください。

D5番目の画面では引出す現金の額を聞いてきますからテンキーで入力してください。金額は10ドル単位です。正しく入力できたら「<…Press If Correct」のボタンを押して完了、間違えたら「<…Press If Incorrect」のボタンを押して入力し直します。

E現金と計算書が出てきますから受け取ってください。最後の画面では、入金や残高照会などほかのお取引を続けるかどうか聞いてきますから、おしまいにするなら「<…Press If No」のボタンを押します。カードが戻ってきますから、忘れずに受け取ってください。

F何か失敗しても心配することはありません。テンキーの隅にあるキャンセル・キーを押せば、途中で取引を中断して抜け出すことができます。

Gご入金の場合は、事前に、記入済みの入金票と現金や小切手を入金用の封筒に封入して用意しておいた方が良いでしょう。

H3番目の画面で「<…Deposit」のボタンを押すと、4番目の画面で入金先の口座はどれか聞いてきます。当座預金なら「<…Into Checking」、貯蓄預金なら「<…Into Savings」のボタンを押してください。

I5番目の画面では入金する金額を聞いてきますから、お引出しの際と同様に、テンキーで入力し確認ボタンを押します。あらかじめ用意していた封筒を入金封筒挿入口に差し込むと、封筒が自動的に吸入されて手続きは完了です。

J残高照会をするには、3番目の画面で「<…Others」のボタンを押します。続く画面で「<…Payment」「<…Inquiry」「<…Transfer」「<…Return to Main Menu」と聞いてくるので上から2番目のボタンを押してください。

Kさらに、「<…Checking Available Balance」「<…Savings Available Balance」「<…Credit Card Available Balance」と聞いてきたら、残高を知りたい口座を指定してください。当座と貯蓄預金の残高は、日本語では「お引出し可能残高」と訳すべきでしょうか。日本ほど厳密ではないのですが、小切手は決済が確定する(不渡りで戻ってこないこと)まで、現金引出し額を制限する決まりがあります。

 

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