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アメリカ生活・e-ニュース

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2010年10月15日(第52号)

★KDDI mobile ニュース★ 日本語スマートフォン HTC HERO 新登場 …日本語で音声検索、ワンタッチ(フリック)でカナ入力、GPSでナビや現在地の天気予報


自動車の進路制御やブレーキ制御、各種エアバッグ

 ディーラーに行く前に安全装備を動画で予習!!

 私たちの家は閑静な住宅街にありますが、サブディビジョン(住宅団地)を一歩出ると速度制限時速55マイル(約90q/h)の道路…アメリカでは高速運転をする機会が多く、すぐに慣れてしまいますが、日常的に交通事故の危険にさらされています。

 新しく車を購入するなら、予算の範囲で、できるだけ安全な車を選びたいものですが、車の姿勢制御システムなどは日本語でも分かりづらいくらいですから、ディーラーで英語の説明を受けたら訳が分からなくなってしまいます。まず予備知識だけは身につけて、それからディーラーに出かけましょう。

 幸い、トヨタ自動車が自社の安全技術を紹介しているホームページから、動画を転載することができましたので、言葉による説明よりも、感覚的にしっかり理解していただけると思います。解説は、トヨタの説明をベースに、他の資料を読んで一部を加えた私の見解です。

================= ブレーキ制御システム =================

ABS (Anti-lock Brake System)

Brake Asist

 ブレーキは、タイヤの回転を止めるのではなく回転速度を落とすことにより車を停止させるシステムです。ところが、急ブレーキや土砂降り・凍結で路面が滑りやすい条件下でタイヤがロックし、ブレーキもハンドルも効かなくなってしまうことがあります。ABSは、ブレーキの解除と作動を瞬時に繰り返し、ハンドル操作とブレーキ性能を車が止まるまで保証します。

 調査によると、ドライバーの約半数は、緊急時に躊躇して、十分な力でブレーキを踏み込むことができないそうです。ブレーキアシストは、ドライバーのブレーキペダルの踏み込み速度と踏み込む力を感知し、一定値を上回った場合には緊急事態と判断し、自動的にブレーキ圧を高めドライバーの踏み込み不足をカバーするシステムです。

================= 進路制御システム ================= 指定したサイズでウインドウを表示

TRC (Traction Control)

VSC (Vehicle Stability Control)

 タイヤ・ロックとは反対の現象ですが、滑りやすい路面で急発進や加速をすると、駆動力が強すぎタイヤが空転することがあります。場合によって、車がふらついて進路が乱れたり、コーナリング中に横滑りを引き起こす危険がありますが、トラクションコントロールは、空転を検知すると、駆動輪にブレーキをかけたりエンジン出力を抑えたりして、タイヤの接地を確実にします。

 スタビリティコントロールは、タイヤ・ロックを防ぐABSとタイヤの空転を防ぐTRSを統合制御して車の横滑りを抑制するシステムです。横滑りを検知すると、四輪それぞれのブレーキ圧とエンジン出力をバランスよく自動制御して車の安定性を増します。車が外側に振れたときには内側に向け、内側に振れたときには外側に向け、車をレーンに戻そうとするハンドル操作を補助します。

================= 運転補助システム =================

Lane-Keeping Assist

Pre-Crash Safety System

 注意散漫により、車が車線から逸脱するのを防ぐのが、レーンキーピング・アシストです。車載カメラが進路を見張り、車線逸脱のおそれがある場合には、ブザーやディスプレイ、ハンドルの微動で、ドライバーに注意をうながします。クルーズコントロール使用時には、ハンドルに断続的な動きを加え、車線中央を走行するようようにドライバーを誘導します。

 プリクラッシュセーフティシステムは、認知・判断の遅れをカバーするシステムです。センサーで前後の車や障害物を感知し、衝突の危険がある場合には表示とブザーでドライバーに警告して衝突回避操作を促します。手遅れで衝突が避けられないケースでも、安全装備の早期作動、自動ブレーキによる衝突速度低下などにより、衝突被害の軽減を図ります。

================= エアバッグ(YouTube動画) =================

Side Airbag/Curtain Airbag

Knee Airbag

 サイドエアバッグは肩から下をカバー、カーテンエアバッグは頭部を保護するエアバッグです。深刻な死傷事故になりやすい側面衝突対策として重要です。  ニーエアバッグは、ドライバーや助手席搭乗者の下腿の負傷リスクを減らすと同時に、胸部エアバッグの効果を高める働きがあります。

 しかし、エアバッグは、そもそも火薬の爆発でガスを一気に膨張させる仕掛けです。だから、交通事故でもないときに、ふくらんでしまったら、それはたいへん。車を修理に出して、元通りにエアバッグを装着し直してもらうしか手はありません。軽い衝撃では絶対に作動しないよう設計されているはずですが、時には次の動画のような「事件」が起きることもあるようです。

面白ビデオ…老女とエアバッグ

 皆様、クラクションはどうぞ控えめに!! そして、お年寄りにはくれぐれも優しく!!