管理人だより テネシーとノースカロライナ州境のグレートスモーキーマウンテンズ国立公園・e-ガイドができました。ごらんください。
今月号の最初の記事「百日ぜきの流行」は、6ヶ月未満の乳幼児がおられるご家庭の方々や、これからお子様やお孫さんをお持ちになる皆さんに、ぜひ読んでいただきたいと思って書きました。
2番目は、ニューメキシコ州で130年前に起きた血なまぐさい武力抗争と銃撃戦に関する記事です。書き終わってから数日して、西隣のアリゾナ州トゥーソンでギフォーズ議員が撃たれる事件が起きました。トゥーソンは、有名な「OK牧場の決闘」があった町からほんの100km…アメリカ人も、今回の事件には西部劇のシーンを重ね合わせて連想してしまったようです。
事件の巻き添えで亡くなった小学生のクリスティーナちゃんは、同時多発テロ事件の当日2001年9月11日に生まれました。運命的な誕生日に導かれて政治意識の高い優秀な子に育ち、近所の人が議員の対話集会に連れて行ってあげたのが悲劇につながってしまいました。
3番目の記事では昨年の国勢調査の結果について書きましたが、メキシコと国境を接するアリゾナ州では過去10年に人口が25%増加しています。不法移民が増え、隣のネバダ州に至っては失業率14%。不況の折から「ティーパーティ」を軸に白人保守層の極右化が進み、不穏な空気が漂う中で起きた不幸な事件です。ギフォーズ議員だけでも助かってくれるといいですね。
カレンダー ★1月17日(月)キング牧師の日 ★2月2日(水)グラウンドホッグの日
★2月6日(日)スーパーボウル
★2月11日(金)建国記念の日…日本
★2月13日(日)グラミー賞
★2月14日(月)バレンタインデー
★2月20日(日)NBAオールスター/デイトナ500
★2月21日(月)プレジデンツデー/ファミリーデー…カナダ
季節の話題 ★北米の冬の心得
★オーランド(フロリダ)・e-ガイド
★カリブ海クルーズ
★オーロラ・ツアー
★グラウンドホッグの日
季節のe-レシピ ★簡単チーズケーキ ★ココナッツをまぶしたバナナケーキ ★鶏もも肉のオレンジ果汁煮
★スペアリブ(豚ばら肉)のパイン煮 ★洋風あん入り餅菓子
乳児以外が死亡するケースは少ないようですが
昨年から全米で百日ぜきの流行が続いています
百日ぜきは、通称でウーピング(フーピング)・コフと呼ばれています。せきが続いて肺に空気がわずかになり、苦しくて口から息を吸い込む時に鳴るノドの音がウープ。せきの音の合間に割り込んで、コッ、コッ、ウ〜プ、コッ、コッ、ウ〜プと聞こえるのです。せきは嘔吐を伴います。乳児が感染すると、息だけでなく、食べることも母乳やミルクを飲むこともできず、幼児の10人に1人は肺炎を併発し、50人に1人が痙攣の発作を起こすそうです。全米の死亡者は、例年10〜20人ですが、せきで眼底や脳内に出血することもあり、幼児250人に1人の割合で脳障害の後遺症が残ります。とにかく、ワクチンの接種が完了する前=生後6ヶ月未満の乳児に、大人から病気が感染するのを防ぎましょう。赤ちゃんに接する可能性がある家族やベビーシッターなど全員が、あらかじめ「Tdap(乳幼児用はDTaP)」と呼ばれる大人用三種混合ワクチンの接種を受けておくべきです。全文を読む
これを読めば西部劇のガンファイトの全てが分かります
えっ?あの「ビリー・ザ・キッド」の恩赦ですって?
大晦日の朝のニュースで129年前に死んだはずのビリー・ザ・キッドの恩赦が発表されるかもしれないと、アメリカの茶の間で軽い話題になりました。ビリー・ザ・キッドは、1881年に拘留中の郡庁舎から逃亡して3ヶ月後に保安官に射殺された犯罪者ですが、その前に、当時のニューメキシコ州(当時は準州)知事がキッドに恩赦を約束していたという説があるのです。結局、恩赦は認められませんでしたが、州政府に届いたEメールは賛成430通vs反対379通で恩赦に賛成が反対を上回っていたそうですから、日本で言えば「ネズミ小僧」のようにアメリカでは人気が高い犯罪者だということが分かります。全文を読む
2010年国勢調査の結果で各州の下院選挙区が見直されます
今回も北東部や中西部から南部や西部に議席がシフト
2010年春の国勢調査が発表され、それに伴い下院議員の州別選出枠が見直されました。総枠435名は1910年から不変です。算術的なブレでモンタナ州では99万人に1名、ロードアイランド州では105万人に2名と1.88倍の「1票の格差」が生じてしまいますが、全米平均では人口71万人に対して下院議員1名の割合で、機械的に公平に見直されます。増減のある州では選挙区の地域割りも変わりますから、日本とは大違い…アメリカの政治家はたいへんです。全文を読む
日本では成人の日も過ぎましたね…
お餅に飽きたら、残りきな粉でスクエア饅頭
すっかりお正月気分も抜け、もう皆様はお仕事や家事、勉学と、お忙しい日常生活に戻っておられることでしょうが、そうはいっても日本人の冬は「オコタで和菓子」…今回は、お正月の残りきな粉を使って作る和菓子のレシピをご紹介することにしました。10分じっくりこねるのに少し力がいりますが、根気さえあれば難しくはありません。お饅頭は、冷えてからでもおいしく召し上がれます。全文を読む
|