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アメリカ生活・e-ニュース

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2011年2月15日(第56号)

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今年の空はオープンスカイ…3月27日から夏ダイヤ

 日米太平洋路線の接続が便利になりそうです

加盟社数は2010年末 年間乗客数は2008

 一年前の2月、経営再建中の日本航空(JAL)がアメリカン航空と提携して、共同事業を行うことが決まりました。提携の相手にアメリカンを選んだ決め手はアライアンス(航空連合)…共通でマイレージを使える航空会社のグループです。JALとアメリカンは「ワンワールド」という仲間でした。

 全日空(ANA)も対抗して、同じ「スターアライアンス」メンバーのユナイテッドやコンチネンタルと共同事業を進めることになっていました。

 昨年1月にノースウェストを合併して世界最大となったデルタ航空が所属するアライアンスは「スカイチーム」。

 昨年11月には日米航空自由化(オープンスカイ)協定も発効し、航空会社にとって日米太平洋路線は三大連合が激突する厳しい戦場になったわけですが、消費者にとってはありがたいことで、この夏のダイヤから各社のサービスがグンとよくなりそうな気配です。

三大アライアンス勢力図(⇒クリックで拡大) 

全日空/ユナイティッド航空(米国)/コンチネンタル航空(米国)/USエア(米国)/アドリア航空(スロベニア)/エーゲ航空(ギリシャ)/エアカナダ(カナダ)/エアチャイナ(中国)/エアニュージーランド(ニュージーランド)/アシアナ航空(韓国)/オーストリア航空(オーストリア)/ブルーワン航空(フィンランド)/BMI航空(英国)/ブリュッセル航空(ベルギー)/クロアチア航空(クロアチア)/エジプト航空(エジプト)/LOTポーランド航空(ポーランド)/ルフトハンザ航空(ドイツ)/SAS航空(北欧三国)/シンガポール航空(シンガポール)/南アフリカ航空(南アフリカ)/スパンエアー(スペイン)/スイスインターナショナルエアラインズ(スイス)/タム航空(ブラジル)/TAPポルトガル航空(ポルトガル)/タイ国際航空(タイ)/トルコ航空(トルコ)/2011予定: エアインディア(インド)/エチオピア航空(エチオピア)2012予定: アビアンカ航空(コロンビア)/コパ航空(パナマ)

日本航空/アメリカン航空(米国)/アエロフロート(ロシア)/アエロメヒコ(メキシコ)/エアヨーロッパ(北欧三国)/エールフランス(フランス)/アリタリア航空(イタリア)/南方航空(中国)/チェコ航空(チェコ)/ケニヤ航空(ケニヤ)/大韓航空(韓国)/タロム航空(ルーマニア)/ベトナム航空(ベトナム)/2011予定: 中華航空(台湾)/ガルーダ航空(インドネシア)/2012予定: アルゼンチン航空(アルゼンチン)/サウジアラビア航空(サウジアラビア)/ミドルイースト航空(レバノン)

デルタ航空(米国)/ブリティッシュ・エアウェイズ(英国)/キャセイパシフィック航空(香港)/フィンエア(フィンランド)/イベリア航空(スペイン)/ラン航空(チリ)/マレブ航空(ハンガリー)/カンタス航空(オーストラリア)/ロイヤルヨルダン航空(ヨルダン)/2011予定: キングフィッシャー航空(インド)/2012予定: エアベルリン(ドイツ)

=====≪日本航空(JAL)とアメリカンの共同事業≫=====

 JALとアメリカンは、日米太平洋路線と日米両サイドの接続便スケジュールを全面的に見直します。各地で乗り継ぎも含めた飛行時間の短縮が期待されますが、特に期待度が高いのがシカゴ・オヘア空港出発便の接続です。

 これまでオヘア空港のJALは発着ともに第5国際ターミナルで、アメリカンで第3ターミナルに着いた人も一度外に出て、第5国際ターミナルであらためて持ち物検査を受けなければなりませんでした。でも、3月27日からはJAL出発便が第3ターミナルに変わりますから、ターミナルを移動せずにそのまま乗り継ぐことができるようになります。

 現在、アメリカンでオヘア空港に到着してJAL出発便に2時間以内で乗り継げるのは22路線22便。これが、夏ダイヤでは42路線44便になるそうですから、私たちも含め中西部や南部の地方に住む日本人には朗報です。日本からの到着便は、入国と通関の手続きがあるので第5国際ターミナルのままで変わりません。

 この記事を配信する頃には具体的な路線名くらいはご案内できると思っていたのですが、大々的な見直しのせいで未だ新ダイヤが発表されず、旅行代理店さんも困っているようです。昨年の夏ダイヤでは、JAL到着便で3時間以内にアメリカンに乗り継げるのが43路線45便だったそうですから、きっとそのほとんどの路線が新ダイヤで出発便の接続2時間以内になるのでしょう。

シカゴ・オヘア空港のターミナル 

=====≪全日空(ANA)とユナイテッド・コンチネンタルの共同事業≫=====

 ANAもユナイテッドやコンチネンタルとの接続スケジュールを調整しています。2月9日には、直行便の発着地からラスベガスなど全米10都市への乗り継ぎ運賃が不要となると発表されましたが、日本での新聞発表でしたから、アメリカで買うチケットにも同じルールが適用されるのかどうか今のところは不明です。ラスベガス以外の都市名も分かりませんから、ぬか喜びはしない方がいいかもしれません。


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