水あふれ防止排水口をふさげば風呂にお湯たっぷり
快適なアメリカ生活はピカピカのバス・トイレから!!
右の写真はわが家のバスルームの洗面器。わが家に限らず、アメリカの家には、水あふれ防止排水口(オーバーフロー・ベント)がついていない洗面器がたくさんありますが、一つ間違うと大トラブルを引き起こしますから注意してください。
私自身の経験談ですが、洗面器に水を貯めている間に電話がかかってきて、ちょっと洗面所を離れたのが大失敗…バスルームが水浸しになってしまいました。すぐに拭きとって、しっかり乾かさないと床材がゆがんでしまったり、寝室まで水が出たらカーペットが駄目になってしまいますから油断は禁物です。
逆に、水あふれ防止排水口があって困るのが、バスタブです。大型のバスタブならよいのですが、標準サイズのバスタブには、日本人がゆったり浸かれるだけの湯量が溜まりません。
そこで、お勧めしたいのが、左の動画にあるBetter
Bath社のDeep
Water Bath」というカバー。水あふれ防止排水口にかぶせるだけで、湯量を増やすことができる便利な器具です。お値段は販売元のサイトでは$4.50と格安ですが、最近はもっぱら通信販売のようで、家庭用品店で探すのは難しいかもしれません。AmazonやeBayでも売っていますから、送料込みでどこが安いか研究してください。
バスタブやシャワー室の掃除
洗面所のカウンターのお掃除は一般の多目的洗剤でもかまいませんが、バスタブや洗面器の内側や便器の表面はバクテリアが繁殖しやすいので、バスルーム専用洗剤がお勧めです。わが家の愛用はSCJohnsonのScrubbing
Bubbles。
液状のスプレーと泡状のフォーミングスプレー(缶)がありますが、どちらか選ぶならスプレーが流れ落ちにくい泡タイプでしょう。汚れがきつい箇所は吹き付けて、数分してから濡れた布やスポンジで拭き取ります。乾拭き(からぶき)する必要はありません。金属面のスプレーだけは、しっかり水で洗い落としておきましょう。
ジャグジー風呂は、普段、ウォータージェットを使っていなくても、配管内でバクテリアが育ちやすいので、2〜3ヶ月に一度は大掃除をした方がよろしいでしょう。
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バスタブに栓をして、水をウォータージェット噴出口の少し上に来るまで溜めます。
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バスタブのサイズにもよりますが、ディッシュウォッシャー用の食器洗い洗剤を大さじに2杯、Cloroxなどの漂白剤を半カップくらい入れ、10分間、ウォータージェットを動かします。
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漂白剤は肌によくないのでスポンジ手袋をして栓を抜き、いったん水を抜きます。
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もう一度ウォータージェット噴出口の上まで水を溜め、5分間ウォータージェットを動かします。
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水を抜き、日常のバスタブ掃除をします。
バスルームには湿気がこもりやすいので、窓を開けたり、換気扇を回したりして、カビが生えないように日頃から心がけておきましょう。タイルの目地やシャワールームのドアの縁は、特にカビが繁殖しやすい箇所です。
カビが生えてしまったら、Tilexのカビ取り剤で除去しましょう。軽いカビには「Mold
& Mildew Remover」、ひどいカビには「Mildew Root Penetrator
& Remover」の2種類があります。漂白剤の一種ですから、吸い込んだり、肌や衣服に付けてはいけません。窓を開けて換気したり、スポンジ手袋やエプロンをしたり、使用上の注意を守ってください。
スプレーでカビを覆うように吹きかけて、6〜8分置いてから、軽く濡らした布やスポンジで拭き取ります。しつこいカビは一度では消えませんが、何度も繰り返すうちに、きっと目に見える効果が現われることでしょう。
便器の掃除
日本で通称「シュッポン」と呼ばれている吸引具は、英語でプランジャー(Plunger)。トイレ詰まりの解消専用とお思いかもしれませんが、髪の毛でシャワー室の配管が詰まった時にも、キッチンでディスポーザー(生ゴミ粉砕機)の排水口が詰まった時にも頼りになる器具ですから、トイレ兼用を避けたい方は、別にもう1本用意しておきましょう。 配管に詰まった障害物を溶かす薬品も売られていますが、使い方さえ正しければ、たいていの詰まりが「シュッポン」で解決します。水が周囲に飛び散るのを我慢して、配管にいっぱい水を溜めて吸引するのが肝心。空気を吸い込む状態では「シュッポン」はワークしません。 わが家で愛用のトイレボウル(便器)洗剤はLysol。Cloroxも同様ですが、トイレボウルのフチ裏に直接洗剤をかけられる便利な容器のタイプがあります。
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洗剤はよく振ってから使いましょう。
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フチ裏も含めトイレボウル内部がまんべんなく濡れるように洗剤をかけます。洗剤の容量は24オンスですが、使用要領には一度に4オンス以上使うよう書かれていますから、1本の1/6を使い切るつもりでたっぶりかけてください。時間的には、容器を15秒間押し続けると出る分量です。
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そのまま10分待ちます。トイレのフタを閉めてはいけません。
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ブラシで、トイレボウルの内部を磨き、水を流します。
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もう一度水を流してブラシをすすぎます。
トイレブラシは、大きな円筒形のブラシが主流で、フチ裏に入るようなタワシ形のブラシはあまり見かけません。わが家の愛用は、円筒形ブラシに小型タワシ(写真の青い部分)も付いていて、手前に引けばフチ裏を磨くこともできるスグレものです。
トイレのフタと便座の交換
トイレのフタと便座は簡単に交換できます。わが家のトイレの便器は一回り大きく、普通サイズの便座カバーが使えないので、汚れてくると取り替えて気持ちよく過ごすようにしています。新居の貸家に汚らしいトイレは興ざめですが、大家さんに頼むまでもなく、自分でフタと便座を取り替えれば快適トイレに早替わりです。
ホームセンターに行くと、サイズと色や形の種類が多くて同じフタを探すのに苦労します。物が物だけに実物を持ち込むには勇気が要りますから、タテXヨコのサイズを測り、携帯で写真を撮ってお出かけください。万が一違う製品を買ってしまっても、この国では、気軽に返品に応じてくれますから心配しなくても大丈夫。封を切って、中の包装を破ったくらいで文句を言われることはありません。
フタと便座の取り付け方は様々で、同じ会社の製品でも時代の流れで変わることがありますが、説明書の絵を見ればおおよその見当がつくと思います。
最近の例では、フタと便座のセットを外す際に、まず取付け部のカバーをはがしてから、ボルト・ナットを緩めて取り去る順序でしたが、買ってきた新製品は、まずボルトとナットをトイレボウルの穴に締めて、その上にフタと便座のセットの取付け部をかぶせてひねれば、しっかり固定される仕組みに進化していました。
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