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2013年3月15日(第81号)


シーズン開幕…北米ゴルファーの皆さんに珍プレー好プレー

 ラッキーショット・マジ切れ・ナイスリカバリー

 アメリカ生活を存分に楽しむなら、たまには現地マスコミの報道を通じて、ナマのアメリカの日常に触れてみませんか。このコーナーでは、毎月、現地マスコミの動画ニュースの中から皆さんのご興味をひきそうな話題を選んで、日本語解説付きでごらんいただきます。


 日本もそうですが、今年の北米の冬はすっきり終わらず、各地で寒い日が続いていますね。本格的なゴルフシーズンを待ちかねている皆さんも多かろうと思いますが、そんなゴルファーの皆さんに、YouTubeで、とっておきの珍プレー好プレー特集を見つけました。ゴルフ史上に残るラッキーショット・マジ切れ・ナイスリカバリーの3種目のトップ10。欧州ツアーが中心で、皆さんに馴染みのない選手がいるといけませんから、各トップ7には日本語解説を付けました。


ゴルフ欧州ツアー…≪ラッキーショット≫トップ10

ゴルフ欧州ツアー…≪マジ切れシーン≫トップ10

ゴルフ欧州ツアー…≪ナイスリカバリー≫トップ10


ゴルフ欧州ツアー…≪ラッキーショット≫トップ10

F パブロ・マーティン(2010年アルフレッド・ダンヒル・クラウン)

打ったボールがあわや池に落ちる…と思いきや、橋上のカートパスをコロコロ、コロコロどこまでも転がって、セーフ。マーティン選手は1打差で優勝。

E ジョン・センデン(20007年全英オープン)

レスキューで打った球がスライス。スタンド近くの手すりで跳ね返り、OBゾーンに向かってまっすぐ…しかし、かぼそいOB杭にしっかり当たって、また跳ね返ってセーフ。

D イアン・ウーズナム(1996年トロフィー・ランコム)

池に向かって飛んだ打球が、運よく橋で跳ねて一度はホッ。でも、球は止まらない。次の池の縁までコロコロ…えっ、ウソ、止まった。

C グレン・マクドウェル(2012年ダービー・デームズ選手権)

バンカーショットが大ホームラン…あれっ、スタンドの壁に当たって戻ってきた。あれっあれっ、グリーンに乗ってきた。えーっ、ピンそばじゃん。

B ポール・マッキンリー(2008年オープン・ド・フランス)

池越えの打球がスプリンクラーで跳ねて橋を転がり、二つめの橋の縁に当たって「回れ右」…おっ、止まった。ミニゴルフみたい。

A ダレン・クラーク(2005年スマーフィット・ヨーロッパオープン)

あーあっ、このまま転がって池ポチャか…おっ、岩に跳ねて戻ったぞ。でも、やっぱり落ちた。いやっ、岩をいくつもコンコン、コンコン。また戻った?やったぜっ。

@ ジェームズ・キングストン(2002年ダンヒル選手権)

賞品の車はほしいけど、こんなミスショットじゃ話にならない。ゲーッ、木に当たってら。でも、グリーンに向かって…うわっ、ラッキー!! ホールインワン。アウディ、ゲット。


ゴルフ欧州ツアー…≪マジ切れシーン≫トップ10

F ハニー・オットー(2005年南ア・マスターズ)

グリーンエッジから打った下りの勝負パットが惜しくも外れたので、「このーっ」とスイングの真似。同伴プレーヤーの順番だけど、もう短いから「お先に〜っ」ポンッ。あれっ、ちょっと外れちゃった。カッコ悪いから、片手でポンッ。「ギャッ」、強すぎてカップの端で跳ねちゃった。みっともないこと、ありゃしない。逆手で、ポンッ。「ギョエーッ、目茶オーバー」。俺、何やってんだろう…。冷静にならなきゃ、冷静にならなきゃ、ポンッ。駄目か!今度こそ慎重に、ポンッ。「フーッ、入った。いくつ打ったんだろう?」…オットーさん、全部で6パットですよ。

E イアン・ポールター

ライダーカップでは「打倒USA」の闘志と執念を見せてくれる名選手ですが、意外に、切れてもモノに八つ当たりするタイプではないようです。その代り、口では、いつまでも文句をタラタラ、タラタラ。

D セルジオ・ガルシア

分かりやすい切れ方をしてくれるセルジオ。おのれのミスショットに腹を立て、アイアンを勢いよく池に投げ捨てましたが、打ち直しのショットは何で打つ?

C ヘンドリック・ステンセン

グリーンエッジからのアプローチをダフッて、ステンセンもウェッジを放り投げてしまいました。背後に池があるのを忘れていたのでしょうか?常に冷静なことで定評のある選手ですが、2007年の全英オープンでは、8番ホールのティーマーカーに八つ当たりして壊してしまいました。

B トーマス・ビヨン

フェアウェーバンカーからミスショット。アイアンをバンカーに叩き付けた上に、思い切り蹴り飛ばしていますが、ミスショットはアイアンのせい?

A ロレンゾベラ

これもフェアウェーバンカー。頑張って打ったのにボールは一つ先のバンカーにまた捕まってしまいました。ウェッジでバンカーを繰り返して殴り、放送禁止用語を連発。

@ セルジオ・ガルシア

トップは、再びこの選手。ティーショットで右足のクツがツルッとすべったのにムカついて、クツを脱いで観客の中に放り投げてしまいました。誰かが拾って投げ返してくれたのですが、まだ腹の虫がおさまらず、もう一度クツをキック。


ゴルフ欧州ツアー…≪ナイスリカバリー≫トップ10

F ミゲル・アンヘル・ヒメネス

遅咲きのテクニシャン。2010年全英オープンでは、グリーンに背を向けて、石垣に球を当て跳ね返らせるアプローチ。見事成功して、グリーンにオン。

E セベ・バレステロス

スペインの技能派ゴルフの伝統を築いたのは2011年に54歳の若さで亡くなったセベ。マスターズで2度、全英オープンで3度、全米オープンと全米プロで各1度の優勝を果たした名選手でした。膝を立てて座り、低い球で木々の間をきれいに抜いてフェアウェーに打ち出しています。

D ベルンハルト・ランガー

木の上に止まったボールを木の上に登って打つなんて、ボールと足場が理想的な位置関係にないとあり得ませんね。1981年の出来事。これも、見事にグリーンオン。

C リー・ウェストウッド

灌木の上をかすめるようにソフトなアピローチで、球はピンそばOK圏内。2009年ポルトガル・オープン優勝時の1ショット。

B セルジオ・ガルシア

このショットは、私も覚えています。1999年の全米プロ選手権最終日はタイガーとの一騎打ちの勝負でしたが、プロに転向したばかりの若さあふれるセルジオがタイガーと互角に渡り合い、大木の根元で普通ならフェアウェーに戻すしかない球を、土ぼこりを避けるように目をつぶり、アイアンを思い切り打ち込んで叩き出したのです。フェードがかかった打球はグリーンの左わきまで見事に運ばれました。グリーンがブラインドで見えなくて、セルジオは走りながら飛び上がってボールの行方を確認しようとします。胸に手を当ててホッと息をつく表情がかわいい19歳の少年でした。

A リカルド・ゴンザレス

葉が生い茂り、グリーンが全く見えない大木の木陰のラフから、しっかり打ってチップイン。

@ セベ・バレステロス

トップは、再びこの選手。1979年の全英オープンで、駐車場の車の下に入って止まったボールを、車を移動させてショット。打球は見事にグリーンを捉え、この大会でセベは初のメジャー制覇を成し遂げます。この時、22歳。