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2014年10月15日(第100号)


庭のホースは片付けた?北米の冬支度(2014~15)

 今年は"すきま風とインフルエンザ対策"を追加

 毎年、この時期に必ず思い出していただきたい冬支度がいくつかあります。今年も、項目を見直して「アメリカの季節と行事・e-百科」の秋のページに整理しましたから、念のため、もう一度目を通してください。

 今年は「冬支度(住まい)」にすきま風対策で暖房効果アップ、「冬支度(健康)」にはインフルエンザ予防接種を新たに付け加えました。

 これも毎年のことですが、絶対に忘れてはならない水周りの注意については記事を抜粋して掲載しますので、もう一度お読みください。


 一時帰国で留守中に水道管が破裂したら、たいへんです。皆さんの家具が長期間水浸しになるばかりではなく、床など家の構造部が傷み、無駄に流れた水の水道料金もかさみます。

 被害は火災保険(家屋保険)でカバーされるはずですが、天災以外の理由で保険請求すると以後の保険料が値上がりしてしまいますから、貸家の場合、大家さんは皆さんに損害賠償を求めてくるおそれもあります。

 大家さんとは、日頃から、意思疎通をよくしておきましょう。

 ほかには、特に「ガレージドアの事故」についてご注意ください。


水道管の破裂


 冬に家を空ける場合には、短時間でも暖房を切らないことが鉄則です。一時帰国などで長く留守する場合でも、低めの温度設定で暖房を保っておかないと屋内の水道管が凍結して破裂するおそれがあります。

 冬に限らず長く留守する場合には、(一般的に賃貸契約書に書かれているように)事前に大家さんに連絡し、その上で水道の元栓の処置について相談しましょう。元栓を閉めておくと水漏れ事故のおそれはほぼなくなりますが、水圧がかからないと蛇口やトイレのタンクが傷みやすいので、止栓の依頼をためらう大家さんもいます。率直に相談して、意向を確認しましょう。

 元栓を閉めておいても、冬に停電で暖房が切れた状態が続くと、水道管は破裂してしまいます。大家さんが皆さんの留守を知っていれば、お宅に駆けつけて、凍結をふせぐために各所の蛇口から少量の水が流れ続けるように調整してくれるでしょう。

 気温が0℃以下になるまでに庭のホースを水道栓から取り外しておく…最低でも、これだけは忘れずに実行してください屋内の水が、庭のホースの残留水と一緒に凍りついて膨張し、風船が膨らみすぎて割れるように屋内配管に亀裂が入るのでしょう。凍っている間はよいのですが、運良く冬を乗り切っても、春先少し温かくなった頃に融けて水が流れるようになると、亀裂から噴き出すのです。屋外の散水用蛇口と二重になりますが、もし屋内にも止水栓がついていたら、これも閉じておく必要があります。

 水道管の破裂を放置したら、家中が大洪水です。皆さんは、水道の元栓(⇒詳しい記事)がどこにあるかご存じですね?要チェックですよ。