ガレージでエンジンをかけたら「一酸化炭素中毒」
寒い冬の朝…アイドリング中をねらう車泥棒!!
先月号では、モーニングショー・ネタで、電動ドリルでドアロックを破壊する悪質なロックスミス(開錠屋)についてお伝えしました。
突然現れる車泥棒
通称パッファー
今回は、冬の寒さにつけこんで、朝の出勤前にエンジンをかけ車内を温めている車を、一瞬のうちに盗み去る車泥棒…通称パッファー(一陣の風)のニュース動画をごらんください。NBC系のワシントンDC地方局の報道です(CM15秒)。
ワシントンDC郊外のプリンス・ジョージ・カウンティでは、1月1~29日の間に244台の車がこの手の盗難の被害にあっています。ガソリンスタンドで給油後の車もカモですから、車を離れるときには必ず施錠しましょう。盗んだ車は、アフリカに輸出されたり、犯罪に使われたりします。
でも、ガレージでエンジンをアイドリングすると、家中に一酸化炭素が蔓延して死亡事故が起きる例があります。絶対になさらないでください。
少なくとも全米9州でアイドリング車の放置を禁止
この種の事件は全米の他の地域でも珍しくありません。次は、全米保険犯罪局が作成した動画ですが、コロラド、イリノイ、メリーランド、ミネソタ、オハイオ、サウスカロライナ、テキサス、ウェストバージニア、ウィスコンシンの9州では、キーをつけたままで車を離れることが禁じられています。それも、テキサスでは罰金が500ドルと半端ではありません。
エンジンをアイドリングして放置すると排ガスで環境にも悪影響を与えるので、ニューヨークやマサチューセッツなど州や自治体単位で、5~10分超のアイドリングを禁止している地域もあります。
罰金はともかくも、皆さんの車と車内の大事な書類が盗まれでもしたらたいへんですから、くれぐれもお気を付けください。
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