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2015年12月15日 (第114号)

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冬の車の運転や暮らしに潜む危険

  吹雪の高速道路で立往生!!⇒車内で助けを待つ!!

 今年はエルニーニョのせいか、少なくとも私たちが住むケンタッキー州周辺は今のところ暖冬です。冬の暮らしの注意を書き増すのにふさわしい年ではありませんが、毎朝NBCのモーニングショーの"Save My Life"というコーナーで、冬の事故対策をシリーズで放送しているので、重要なトピックスだけは忘れないうちにクリップしておこうと思いました。

+++++ 吹雪で車が立往生したら +++++

 高速道路で吹雪に閉じ込められ立往生するのは、珍しいことではありません。NBCによれば、人里離れた山奥でなくともアトランタやケンタッキー、時にはシカゴのレイクショアドライブでも起きます…思い当たるのはシカゴが2011年1~2月の吹雪で、アトランタは記憶にまだ新しい2014年1月の突然の大降雪、ケンタッキーは今年2月と3月の二度にわたる暴風雪のことでしょうか?

 零下の野外では10~15分さまようだけで凍傷や低体温症により命を奪われることもありますから、必ず車内で助けを待ちましょう。

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 ガソリンは、常に満タン近くまでたっぷり入れておきましょう。助けを待つ間は少し寒くても我慢して、エンジンは1時間に10分だけかけ、車内暖房用にガソリンを長持ちさせましょう。外に出て排気口が埋もれないよう雪かきしておかないと、排気ガスが車内に充満し中毒死してしまいます。

 天候次第で1~2日は助けを待つ覚悟が必要です。ケイタイはもちろんですが、水1リットルと軽食や果物、手袋、懐中電灯、毛布を常備しておくよう心がけましょう。

+++++ お子様をチャイルドシートに座らせる +++++

 お子様は、厚いコートを着せたままチャイルドシートに座らせると、急ブレーキで飛び出してしまいます。必ずコートを脱がせて身体をしっかりベルトで固定してください。寒ければ、脱いだコートや毛布をチャイルドシートの上から覆ってあげましょう。

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 チャイルドシートには左右のベルトを胸の位置でつなぐ器具がついていますが、季節を問わず、これを高い位置で固定してやることも重要です。

+++++ 氷が割れて池に落ちる前に +++++

 日本では、一部の北国を除き凍った池の上で遊ぶなど怖くてできませんね。でも、北米では各地で氷が厚く張り大人も子供もペットも池や湖の上で遊ぶのには慣れっこで、氷が割れて転落事故が多発します。

 救助者も落ちて二次災害が起きることが多く、救助用のロープを持ち合わせていなければレスキュー隊を待つしかありません。仮にロープを持っていても、不確かな氷上にいては救助者も危険です。岸で地面に足をつけた上、ロープで引っ張り上げるのが原則です。

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 でも、氷が割れて起きる転落事故で最も危険な要素は、転落者が落ちた穴のふちに手をかけても、手が滑って氷上に這い上がれない点です。そこで、氷上で遊んだり散歩したりするなら、スポーツ用品店で救命用アイスピックを買って持っていなさいというアドバイスです。二本で1セット…お値段は10ドルもしません。