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安全に暮らすなら、インターネット地図で犯罪多発地域を敬遠 米法務省の公開リストでご近所の性犯罪者をチェック20余年前に私たちがアメリカに来た頃は、インターネットどころかまだパソコンを使う人も少ない時代で、市内のどこに行ったら危ないのか、周囲の人に聞くしかありませんでした。でも、今は各地の警察情報をもとにインターネットで多数の犯罪地図が公開されています。今回は、中でも見やすく分かりやすいレクシスネクシス社の犯罪地図(LexisNexis Community Crime Map)の使い方をご案内しましょう。 アメリカでは、過去に性犯罪を犯した人々の顔写真や現住所を含む詳細な情報を公開しています。これを調べるにはレクシスネクシス社のシステムを使うより、米国法務省の全米性犯罪者公開リスト(Dru Sjodin National Sex Offenders Public Registry)を利用した方が情報の信頼性が高そうです。ご一家のご安心のために、皆さんのご近所に性犯罪者が住んでいないか、一度お調べになっておいてはいかがでしょう。 ===== レクシスネクシス社の犯罪地図 ===== 上の左図は、レクシスネクシス社のシステムで私たちが住むケンタッキー州レキシントンを、犯罪多発地域から比較的安全な地域まで、赤‐黄‐青と段階的に色分けしたものですが、これを見るためには、 ① レクシスネクシス社の犯罪地図のトップページの地図上で皆さんがお住まいの州をクリックすると、 ② 下図のように各州自治体の名前が列挙されますから、皆さんがお住まいの自治体名をクリックします。
③ 下図のように、過去1ヶ月に起きた犯罪が、罪種別マークで犯行現場の位置に表示されます。
④ 地図左のメニューから住所検索(Search Address)欄を開き、住所を入力して検索することもできます。 ⑤ 期間指定(Date Range)欄を開き、期間を指定して検索することもできます。 ⑥ 罪種(Event)欄を開き、罪種を選び検索することもできます。
⑦ 犯罪者(Offenders)欄から、一部前科者の住所を検索できます。 ⑧ 色による識別(Analytic Layers)欄を開き、冒頭の図のように市内を犯罪頻度で、色分けすることもできます。 ===== 全米性犯罪者公開リスト ===== イギリス、カナダ、オーストラリアなど英語圏8ヶ国には、性犯罪者に刑期満了後も住居や勤務先などを報告させ、再犯を抑止する制度がありますが、中でもアメリカはその情報を公開している唯一の国です。2015年現在、全米で84万人が登録されています。 ① 米国法務省の全米性犯罪者公開リストのトップページの右下の公開リストの欄をクリックすると、州別索引地図のページが表示されます。 ② 左上の州名索引欄か地図上で州を選ぶと、右上に各州のサイトのリンクが表示されるので、それをクリックします。
③ 各州サイトのデザインはマチマチですが、住所やZIPコードを入力し検索範囲(半径の距離)を指定すると、皆さんの近隣に住む性犯罪者の住居が地図上に表示されます。 ④ 住居のマークをクリックすると個々の性犯罪者の情報が表示され、さらに詳細情報(Offender Details)の語をクリックすると、冒頭の右図のように写真入りで、身長･体重などの外見や犯罪歴を含む詳しい情報を得ることができます。
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