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ガレージのリモコン

★汎用リモコンのプログラム ★屋外オープナーの暗証変更 ★新車搭載リモコンのプログラム


 便利な自動開閉ガレージも、リモコンが壊れてしまうと途端に不便な事態になります。大家さんが新しいリモコンを届けてくれればラッキーですが、あまり期待しない方がよいでしょう。この程度のトラブルは借家人の責任で解決するのが常識かもしれません。


汎用リモコンのプログラム


ガレージドアの操作ボックス内部

 果たして元のリモコンと同じ製品が見つかるかどうかは分かりませんが、とにかくホームセンターに出かけてみましょう。古い家なら、当時の製品は生産中止になっている可能性大ですが、モーターのメーカー名とモデル名を言えば、ホームセンターの店員が、代替可能な汎用のオープナーを勧めてくれるはずです。1993年にガレージドアの安全性に関する基準が厳しく改正されたようで、その後に設置されたガレージの規格は統一されています。

 さて、ここから先は、皆さんの日曜大工です。

 最初の作業は、ガレージドア操作ボックスのカバーを開けて、中にあるはずの「ラーン・ボタン」を探すこと。ボタンの呼び名は、メーカーや製作年代によりマチマチですが、ガレージドア開閉の強度や限界を調整するネジのほかに、オープナーの電波を受信する設定をするためのボタンが付いています。

 最近の機器には大きなボタンがついていますが、わが家(1995年築)の場合は小さな目立たないボタンで、「レシーバーコード・ボタン」と記されていました。 

 まれに、ラーン・ボタン方式ではなくDIPスイッチという方式のガレージドアもあるようですが、その場合のプログラムのし方も動画の最後にあります。

 その後の手順は買って来たリモコンの説明書(CLICKER KLICK1U)にも書かれていますが、丁寧に読まないと肝心なところを読み飛ばしてしまうので、英語に自信がある方でもお気をつけください。

 まず、@ 説明書の中にメーカー名とボタンの色や製造年度を一覧にした表があります。その区分によって「プログラムの際にリモコンのボタンを押す回数が違う」ので、これは大事なチェックポイント。例えば、わが家の場合は、チャンバーレーン社製のグリーンのボタンですから、表を参照すると4回押す必要があると分かります。

(注)リフトマスター社など6社の製品はチャンバーレーン社製と同じと、説明書の注意書き(Note)にあります。

 次に、A リモコンのフタをスライドして開け、B 中のプログラムボタンを押してLEDランプを点灯させます。さらに、C 操作ボックスのラーン・ボタンを押して点灯させます。

 ここで、いよいよプログラムです。D リモコンを操作ボックスから約2フィート(60cm)離して、最初に確認した回数だけリモコンの開閉ボタン(右か左の一方)を押します。

 プログラムに成功すると、ガレージドアが動くか、操作ボックスの電球が点灯したり、「クリック」音が鳴ったりするはずです。もし、「上手くいかなければ開閉ボタンのもう一方」を試してみましょう。これが二つめのチェックポイントです。

 最後に、E プログラムボタンを再度押して、F 開閉ボタンの選んだ方をもう一度押し、ガレージドアが動くことを確認してください。


屋外オープナーの暗証変更


 ところで、家によっては、ガレージの外にキーパッド式開閉器が付いています。4ケタの暗証番号を入力するとガレージドアが開くので、ガレージドアから出入りして散歩に出かける時など便利ですが、新しく貸家に入居する場合は、以前の暗証を取り消して新しい暗証に切り替えないと心配です。

 その場合は、(右の動画のように)ラーン・ボタンを 5〜6秒押し続けてコードをいったんリセット。あらためてラーン・ボタンを押し、30秒以内に屋外開閉器に新暗証を入力するというのが一般的な手順です。

 しかし、この手順では、リモコンも機能しなくなってしまい、プログラムし直さなければならないおそれがあります。最近の屋外開閉器には、数字のほかに#や*のキーパッドが付いていて、元の暗証を知っていれば、開閉器のボタン操作だけで新暗証に切り替えることができます。新しいモデルなら、ガレージドアのメーカー名とモデル名でインターネットを検索すると、説明書も簡単に見つかるかもしれません。

 また、リモコンを再プログラムするといっても、汎用ではなくオリジナルのリモコンであれば、(動画のように)普通はリモコンのボタンを押し続けながらラーン・ボタンを押すだけでプログラムできるのではないかと思われます。説明書がなくても、操作ボックスの中に細かい字でプログラムの手順が書いてありますから、必ずお読みください。


新車搭載リモコンのプログラム


 車に備え付けのリモコンの多くは、車のリモコンとオリジナルのリモコンのボタンを同時に押すと簡単にプログラムできる仕組みになっています。

 右の動画を参考にごらんください。

 車を売る時には、忘れずにプログラムをリセットしておくようお勧めします。